国民年金基金について | 四姉妹のパパは保険屋さん 〜保険は賢く活用しよう!〜

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長崎の保険代理店(有)ビッグ・ワンの代表取締役大木敬介のブログです。
2023年9月まではただの雑記ブログでしたが、今は賢く民間保険に入る為の周辺知識を頑張って発信しています。

今回は国民年金基金について解説します。前回は「付加年金」についてお話しましたが、同じような制度として「国民年金基金」があります。同じようなというのは、「自営業等の第1号被保険者」が「老齢基礎年金(老後にもらえる年金)」の額を増やす為に加入する制度というところです。「付加年金」も「国民年金基金」も「第2号被保険者(会社勤めの人や公務員)」と「第3号被保険者(第2号被保険者に扶養されている配偶者)」は加入する事ができません。(正確に言うと「国民年金基金」に加入すると付加年金部分も国民年金基金に組み入れられるという制度になっています。)

 

また、「第1号被保険者」の方も、「付加年金」と「国民年金基金」の2つの制度を同時に利用する事はできません。

 

「付加年金」は将来貰う「老齢基礎年金」の額自体を増やす制度なので「国民年金」の一部と言えます。しかし「国民年金基金」は、「国民年金」と名前は似ていますが制度自体は全く別物です。

 

「厚生年金」に加入している「第2号被保険者」は老後に「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の2つの老齢年金をもらえるという、いわゆる2階建ての制度となっています。しかし「第1号被保険者」は「老齢基礎年金」の1階建てです。それだけでは不安な「第1号被保険者」の為に、2階建て部分を積み立てられる公的な制度が「国民年金基金」です。

 

加入条件内の年齢ならば何歳からでも加入できます。加入は口数制で年金額や給付の型は自分で選択できます。自分が何口加入するかによって受け取る年金額が決まります。給付の型は、「終身年金A型」「終身年金B型」「確定年金Ⅰ型」「確定年金Ⅱ型」「確定年金Ⅲ型」「確定年金Ⅳ型」「確定年金Ⅴ型」の7種類があります。給付型別の内容まで書いてしまうと膨大になってしまいますので、興味のある方は是非「国民年金基金のホームページ」をご参照下さい。

 

さて、今回はここまでです。

 

人によって好みがあるでしょうが、もし私が自営業者なら「付加年金」そして「iDeCo」その次に「国民年金基金」そして最後に「民間の個人年金保険」の順で検討するかな?と思います。最終的には「付加年金」と「iDeCo」の併用かな?あくまで好みの問題ですけどね。

 

このブログでは賢く民間保険に加入する為、ちゃんと自分で考えて民間保険を選ぶ為、もしくは民間保険に入らないという選択肢を取る為の周辺知識を発信しています。

 

頑張って今週も平日毎日更新していきますね。

 

それではまた明日!今週もハッピーな1週間になりますように!

 

※今回の記事は2023年11月20日時点での情報です。御覧になるタイミングによっては最新の情報ではありませんので注意して下

さい。