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Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

今年だったか去年だったか。若い女性が襲われる事件が起こった。ある女性は動画配信者。ある女性は高級キャバ嬢。犯人はいずれも年齢差のある男性で、共通して言えるのは、見返りを求めたこと。ある犯人は投げ銭で、ある犯人は飲み代で。彼らの言い分も分かる。けれど。

 

神は見返りを求める

(内容紹介)

合コンで出会った、イベント会社に勤める田母神と、ユーチューバーのゆりちゃん。再生回数に頭を悩ませるゆりちゃんを不憫に思った田母神は、見返りを求めずに彼女のYouTubeチャンネルを手伝うようになる。それほど人気は出ないながらも、力を合わせて前向きにがんばっていく中で、2人は良きパートナーとなっていく。しかし、あることをきっかけにやさしかった田母神が見返りを求める男に豹変。さらにはゆりちゃんまでもが容姿や振る舞いが別人のようになり、恩を仇で返す女に豹変する。

 

普段、好んで消費するYouTubeではあるが、所謂YouTuberチャンネルは見ない。何が違うかって。芸能人の真似事。何をするかではなく、誰がするかを見るのだ。え。僕が見るのはって。ずばりガジェット系の紹介動画。だから、作中のドロドロした人間関係も縁が無い。

 

僕に曜日感覚は無い。否。以前はあった。社会人時代とか。健常者の頃はね。カレンダーと睨めっこし、営業の進捗に溜息を吐くのが日常だった。今は、毎日が日曜日。羨ましいかって。あのね。日曜日が特別じゃないんだよ。連休。何それ。食えるの。そこで表題の件。

 

少し前に当ブログに書いた「長崎遠征」。まさに、この3連休中を想定していた。体力不安で辞退したことを後悔。激しく。何故って。この旅の目的よ。ずばりJ2リーグ。ロケーションの良い新施設は長崎スタジアムシティ。対戦カードが絶妙で。まさかの首位対2位。しかも。

 

 

この試合で、順位が入れ替わった。長崎の躍進は、何となく予想できた。問題は水戸よ。誰がここまでの順位を想像した。J2の門番と揶揄されたクラブだぜ。試合は戦前の予想に違わぬ、物凄い盛り上がり。会場のキャパシティーは20,024人中、来場客数が20,004人だってさ。

 

 

親友と呼べる友人が何人もいる。実に恵まれている。中には、自身の家族を優先し、疎遠になってしまっている関係もあるが。問題無い。互いに通じ合っているか。関係性は財産である。どれだけ尽くしてきたか。翻って、想われてきたか。本当は昨日、会うはずだった親友。

 

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彼の拠点は静岡県沼津市。僕の住処との中間地点の大都市と言えば、神奈川県の漁港の街。そうだね、小田原だね。彼とは当初、新宿での再会を調整していた。残念ながら都内での予定は立ち消え。で、小田原で会おうってなったのよ。互いに元気だった頃は、よく赴いていた。

 

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互いにって、病気はお前だけだろうって。違うんだ。彼も難治性の病気に罹患。憎き脳梗塞。進行性の病で、現代医学では治す術は皆無のようだ。互いに難しい。そんな彼との再会を楽しみにしていたが。残念ながら中止。理由は僕のトイレ問題。店先で、僕を支えるには不安。

 

 

美人薄命という言葉がある。天才と呼ばれたアスリート。絶世の美女と謳われた大女優。2000年代初期に、爆発的に流行った漫画矢沢あい作「NANA」より美少年のシンくん。僕が抱く、彼のイメージと言えばこれ。え。少女漫画だって。大学時代、周りに女性が沢山いたから。

 

 

分かったよ。男性にとってはこっちの作画の方が分かり易いか。「HUNTER×HUNTER」(富樫先生)における、主要キャラクターのキルア。え。40代のおじさんに、美少年のイメージはキツイって。あのね。彼と初めて会ったのは、大学生の頃よ。その後すぐにスペインへ渡った。

 

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話は変わって、Amazonのブラックフライデーがいよいよ本番。皆さんは、狙っていた製品を無事に獲得できただろうか。AppleWatchのシリーズ10をゲット。あれ。SE3じゃなかったっけ。う。うるさいな。セール対象がシリーズ10だけだったんだよ。速攻で売り切れたね。

 

11月は母の命日。弟たちは忙しいらしい。家族を連れて、年末には挨拶に赴くとのこと。お墓参り。墓地を移して、今は近所にある。ドライブを兼ねて、愛犬も一緒。彼女(メス)も、長らく子ども扱いしていたが、もう16歳だ。来年の1月末には17歳になる。人間に例えると。

 

何歳だ。85とか。入院日が決まった。電話が来た。来月1日からとのこと。期間は4週間。退院日は主治医の判断だそうだ。年末の家族団欒には間に合うかな。それより心配なのは愛犬よ。僕の部屋のベッドに飛び上がれなかったり、稀に後ろ足を引き摺ったり。ダメだよタヒんじゃ。

 

同病仲間の女性が嘆くのだ。首や肩が痛いと。温泉に行きたいと。分かる。起床後、謎の肩凝りに悩まされるよな。寝違えたかと勘違いするぐらいに。違和感はずっと残る。訪問リハビリのスタッフさんに、上半身のマッサージをお願いしている。念入りに。まだ足りない。

 

都内の温泉施設のまとめサイトを送っておく。すると、共通の友人が反応する。お台場の大江戸温泉、無くなったよね。嘘だろう。知らなかった。何でも、土地の契約の都合だとか。悲しい。健常者の頃、何度も足を運んだ施設。元カノとか。婚約者とも。宴会利用とかにも。

 

 

 
12年前の当時。所属するフットサルチーム(個サルの集まり)の忘年会が開かれたのが、お台場の大江戸温泉物語だった。懐かしいな。もう戻れない。あの頃の躍動感。スポーツに汗を流して。その後の乾杯ビールが美味しいこと。直前に、温泉に浸かったりなんかしてね。