「聖地巡礼」とは、本来は宗教的に神聖な場所(エルサレムやメッカなど)を参拝し歩くことを指す。転じて現代では、アニメや漫画、映画、小説などの舞台やロケ地となった実在の場所を、ファンが「聖地」として実際に訪れる行動を意味する言葉として広く使われている。
僕が以前から、偶像崇拝の如く好きで見てきた「孤独のグルメ」。実在する飲食店を主人公の井之頭五郎(松重豊)が巡る物語なんだけど、このドラマで描かれる飲食店の魅力的なことと言ったら、もうね。「聖地」扱いする友人連中に連れて行ってもらった思い出が蘇る。
何が言いたいかって。大半が、車椅子ユーザーを見ていないってこと。階段があったり、段差があって入店できなかったり。入口や店内が狭くて、身動きが取れなかったり。椅子が固定されているカウンター席しかなかったり。分かるぜ。同じ単価なら、手の掛からない客が良い。
懐かしい追憶を巡る旅に出よう。動画配信サイトで検索すると、あの頃良く訪れた飲食店が出てきた。まずは当時の職場から徒歩の距離にあった激辛中華のお店。辛党を信仰していた同僚と、よく訪れていた。でも中辛を選ぶ。ここの激辛は、レベルが違う。記憶が無くなるよ。
次に思い返すのは、「畑の脇の焼肉屋」で有名なお店。アクセスの良さから、今は2号店がある立川に足繁く通っている。思い起こすのは、まだ確定診断を受ける前の2014年初夏。白馬岳登山を楽しんだ僕の脚が、突然動かなくなった。迷惑を掛けた仲間への詫びに訪れたよね。

