消えた小銭 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

一週間ほど前の近所のドン・キホーテにて。3日分の保存食(カップラーメン)を調達。通路が狭いんだよなと文句がしかめっ面に出ていたのかも知れない。レジの女性スタッフに品物を渡して、会計は専用レジスターへ。現金ではなく、交通系アプリで支払おうとする。

 

アプリの残金をきちんと確認しなかった僕が悪い。270円。対する会計金額は810円也。システムエラー。残金が足らないよと表示。慌てて3000円の入金を済ませる。すると、レジの挙動がオカシイ。270円だけ吸い取って、シャットダウン。店員さんを呼ぶ。助けて下さい。

 

 

何度か復旧を試みるも、ウンともスンとも言わないレジスター。隣で呆けているレジに引き継がせる女性スタッフ。表示された金額は当初の810円。一方、スマホの中の残金は3000円。さて270円はどこへ消えた。件のスタッフに声を掛けるも、言葉が繋がらない。まあいいや。

 

 

悶々としていた。消えた270円。どうせ小銭。カップラーメン一つの値段。では、桁が一つ増えたら。きっと、激しく抵抗する。声が出ないのにね。さて2ヵ月ぶりの美容院でイケメンに変身する。この後、またドン・キホーテへ買い物に出向く。また、カップ麺を3つ調達。


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凄いことが起こった。闇に消えた残金が、手元に戻ってきたのだ。3つ開放されたレジのうちの1つに入るじゃんね。すると女性スタッフから経緯を伝えられた上でお金が同封された包みを渡された。あのね。今日行くだなんて言ってないよ。どのレジに並ぶかなんてことも。