まだ病魔が潜むより前の、意識高い系だった痛い時代。2012年の2月にまで遡る。当時は、読書量だけで月5冊を追っていた。なかなか捌けない時の奥の手が、IWAGPシリーズ。読み易い。原作より先に、テレビドラマで知った。長瀬智也と窪塚洋介がカッコよかった思い出。
(内容紹介)
真冬の池袋で、超高給短期バイトの情報が駆けめぐる。たった半日で報酬は10万円以上。怪しすぎる誘惑に浮き立つ若者たち。隠された目的は何なのか。そして、募集に使われた闇サイトの運営をめぐり、マコトのもとにはある財団から依頼が持ちこまれる――。
時代は平成の中期から後期に入り、令和になる。でも、主人公を演じるマコトも、窪塚が演じたタカシも、歳を取らない不思議。物語の中では季節感はある。でも、時間は変わらない。羨ましいなてって思う。もし彼らの世界の住人だったら、病気とは無縁だったのかなって。