仙台・塩竈旅行(2014年10月12日・13日) | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

先日、ランチに訪れた牛タンの専門店。そう言えば、10年前に旅行で本場・仙台を訪れたっけ。お店の照会には、過去のブログを探ると良い。ところが、検索しても出てこない。2014年は転職した職場で忙しかったからか。ブログをサボっていた。まだ病気と分かるより前。

 

 

交際関係に発展した恋人と行く、初めての旅行先は宮城県。何で行先に選んだ。彼女の推す元巨人軍の選手の出身地だからか。震災後の復興から立ち直った姿を刮目したいが為か。違うな。多分、目的はグルメ。初日は牛タンを目当てに長蛇の列に加わる。そしてこの笑顔。

 

 

お店は、利久ではなく、「旨味太助」だった。評判の牛タン定食に、昼間っから生ビール。写真の構図は当時ハマっていた酒場放浪記の吉田類先生を参考に。今では昼ビールだなんて信じられない。この病気の特徴である眩暈が、アルコールによる酔いを助長する。歩けない。あ。

 

 

歩けないのはお酒に関係なかった。話を戻して旅行の2日目。場所を移して塩竈市。フェリーに乗って海岸線を散策。ここでも地ビール片手にご満悦。旅行とは非日常の世界。日頃、仕事に忙殺されて思考に平日も週末も境界線が無い。時には戻さないと。その為の時間である。

 

 

海辺と言えば海産物。と言えば、寿司。ここは現地の人気店「鮨 しらはた」。そしてお得意の吉田類ポーズ。戻りたいな。10年前の、この頃に。可愛い彼女が隣にいて、平日は多忙なミッションと対峙する上で、心強い同僚がいて。自ら稼いだお金は、彼女との時間に還元して。