【追憶】カッパの会「沼津遠征」 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

社会性の重要性を前回は訴えた。学生時代は、兎角付き合いが限定的だ。お山の大将でいられる。社会に出たら通用しない。となればアウェー環境で、如何に実力を発揮するか。既に出来上がったコミュニティーに入る。これは難題。そこに親友から鶴の一声。地元の祭り、来る?

 

 

 

 

祭りと聞いて、まさか神輿を担がせてもらえるとは思わないだろう。ここは静岡県沼津市。スペイン留学で仲良くなった友人男性のホームタウン。神社ごとに格納された神輿は、神様の代名詞。それを、およそ沼津市とは無縁の僕らが担がせてもらうのだ。郷に入れば郷に従え。

 

 

 

 

昨年の興奮と学習を経て、仲間を増やして参戦する。彼のご両親にも良くしてもらう。しかし忘れてはいけない。ここはアウェーの地だ。郷のルールが存在する。神輿を担ぎに来てはいるが、それ以上の収穫を得る為に頑張る。全身が筋肉痛。特に肩が痛い。でも楽しい。ありがとう。

 

 

 

 

夏祭りに次いで、秋の催しにも呼ばれる。今回は写真の通り。神輿ではない。鳴子を両手に遅り歩くよさこい祭りだ。前日のうちに友人宅に寝泊まりし、翌朝から振り付けの練習を開始。今でもお囃子が始まると、身体が反応する。よっちゃれよー♪ってね。楽しかったな。

 

翌年も参戦。鳴子両手によう踊る~よう踊る。とな。

 

別のチームの若者たち。顔のペイントがカッコイイ。

 

そっか。見た目が派手な方が演技も映えるのか。まだまだ。

 

これでどうだ。カッコイイだろう。と、張り切り過ぎてしまった。

 

最後は四コマ風に。しかしこれで当初想定したアウェー環境においての立ち振る舞いを物にした。社会性は十分に育むことができた。これを持って社会に出よう。就活は終えた。間もなく内定式。その後は内定者研修が控えている。どんな仲間が待っているのか。今から楽しみだな。