ディズニーアンバサダーホテル@舞浜 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

舞浜駅へ向かう電車の中。携帯電話にメールが届く。親友の一人から。6月中旬に催される彼の結婚披露宴において、友人代表のスピーチを依頼したいとのこと。喜んで引き受けることにする。僕らは結婚適齢期。今日も友人の結婚式。挙式から参加する為、舞浜駅まで電車で90分。目的地のアンバサダーホテル。ディズニーランドとは目と鼻の先。


烏兎怱怱


チャペルでは、新郎側の席に着く。中学校時代の同級生。サッカー部で一緒だった。彼は幽霊部員だったけど。再会した大学時代のアルバイト。主宰するサークルに引き入れた縁で、多くの時間を共有した。仲間も多く共有した。社会人になっても交遊は続く。去年の夏、仲間と訪れた白馬旅行で、交際相手がいることを知った。勿体ない程の美人。


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年下の新婦。大学卒業後、地銀に6年勤め、この程退行。アンバサダーホテルを結婚式場に選んだのは、彼女のディズニー好きに由来。ミッキーにミニーにドナルドダック。普段、全然関心がない僕だって興奮した。嬉しそうな新婦と、横目に見ながらニヤける新郎。まるで美女と野獣の描写。僕らはそれを見ながら食事を嗜む。一級品に舌鼓。


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お色直しはシンデレラをイメージ。新婦のドレス姿が華やか。ガラスの靴を履かせる余興。きっと何度も打ち合わせをしたのだろう。オペレーションに無駄がない。後ほどの二次会の幹事メンバーにして、司会進行を務める僕。酒は飲んでも飲まれるな。それでも気分が高揚する。久しぶりに再会するサークルメンバーと共有する時間がまた楽しい。

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披露宴の終了後から、途端に慌ただしくなる。先ほどまでのゲスト意識は一変。運営側の責任感。荷物の搬入は仲間に手伝ってもらう。映像担当の男性と、司会の僕らで最後のチェック。台本は骨子のみ作り、あとはぶつけ本番。大丈夫。僕と親友女性の組み合わせで、今まで何度も現場を仕切ってきた。間もなく開場。予想来場者数は50名。

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結果的には大盛況。120分という限られた時間の中で、準備したミッションを全て達成した。特に盛り上がった映像コンテンツを使ったクイズ。新婦側の幹事男性が編集ソフトを駆使して作った映像は、もはやプロの仕事。スチール担当の男性の働きぶりや、裏方の全てを担ってくれた女性の活躍も光った。少数精鋭とはこの事。皆さまお疲れ様。