社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由 | Poco a poco -難病と生きる-

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スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

友人の何名かが名著として挙げる作品。分厚いハードカバーとあって、読み応え十分。持ち運びに不便な分、読破に時間を割いた。読後の感想を書くことが億劫に思う程、衝撃的な内容だった。インターネット黎明期に産声を上げた日本発の新しいビジネスモデル。生みの親である経営者の、ジェットコースターのような人生の栄達と凋落を読む。


社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由/板倉 雄一郎
(内容紹介)
1年前のクリスマスイブに、1つのベンチャー企業が破産宣告を受けて倒産した。インターネットを使った新サービスで脚光を浴びた、ハイパーネットという企業だ。1996年3月期には売上高約7億円、経常利益約2億円を記録。大手証券会社や銀行などから融資の申し出が殺到し、米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長までが面会を求めてきたという"栄光"から、わずか2年足らずの間での転落劇だった。

インターネットビジネスの特徴は、データベースマーケティングにある。顧客の属性や行動履歴が価値となり、広告主が金を払う。先に読んだ「明日のメディア」で理解した通り。当時と今では、インターネット広告市場の規模が全然違う。今の時代に、著者のようなアントレプレナーがビジネスモデルを創出するとしたら、どんな企業が立ち上がるだろう。