30歳からの人生リセット術 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

過日の田部井さんの講演や著書によって、長期的な人生設計を意識することになった。豊かな我が国において、国民の平均寿命は年々伸びている。だがしかし、計画なくしてそこまで生き永らえることができようか。年金の受給年齢や消費税率の引き上げ、冷え込む経済成長率、未婚率の上昇など、僕らを取り巻く社会情勢は決して明るくない。


30歳からの人生リセット術 (創元社ビジネス)/久恒啓一
(内容紹介)
言いようのない不安を抱えたまま、仕事と生活に追い立てられる毎日を送る30代に向けた「生き方」の教科書。「自分は今のままでいいのだろうか?」。この疑問からこそ新しい人生が始まる。30歳で「何者でもない」自分に絶望し、大きな転身を遂げた著者が、できるビジネスパーソンになるための仕事術や人間関係のつくり方、お金や時間の使い方など、充実した30代を生きるために必要な「心構え」と「行動」を説く。


書店には同じような書籍が棚に並ぶ。仕事術や経済観念に特化した本は、内容に冷たい印象を受ける。本書は温かな語りかけによって、具体的な施策をアドバイスしてくれる。「死ぬ気で仕事をする」べき30代。だが一方では、家族や恋人と過ごす「私」の時間、趣味に没頭する「個」の時間も大切にしよう。時に歩みを止めて、自分を振り返る教本。