給料日前夜。明日は早朝から都内で派遣スタッフと面談が控えている。早く帰るべきだ。幸い、仕事を切り上げた殆どの社員が既にオフィスを去っている。夜8時。いま帰っても、誰も咎める人はいない。しかしながらソワソワ。酒が飲みたい。もう抗えない。
残務に追われる、管理部門の2名を誘う。近くの「紀ノ重 」。先日のテレビ放映の影響で大混雑。
飲みながら考えるのは、腹周りについた余計な贅肉のこと。最近、フットサルでボールを持っても、プレーのイマジネーションが沸かない。現役だった学生時代の頃のような、相手を出し抜くフェイントの、数多の選択肢が出てこない。重い体が、可能性を制限する。
それをやっと、頭が理解したのだろう。痩せなきゃダメだ。確かに仕事上がりのビールは旨いが、これではいけない。倹約の敵でもある