インシテミル | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

昨夜のスペインバルは良かった。ワインも料理も、抜群に美味しかった。ただ、この満足感を以てしても、風邪が治ったわけではない。今日は一日、家で休養。テレビは相変わらず面白くないし、回線の調子が悪いのかインターネットもできない。こういう時は、布団で読書。同僚から借りた、ミステリー小説に手を出してみる。映画でも上映されていたね。


インシテミル (文春文庫)/米澤 穂信
(内容紹介)
「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給十一万二千円がもらえるという破格の仕事に応募した十二人の男女。とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった―。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場。


映画の宣伝で、同タイトルの内容を把握していた。キャスティングの豪華さが目立った。一方で、賛否両論の出来のようだ。映画館で観た弟も酷評。さて同書において、若い作家の、その若さたる所以から来る文章の粗が目立つ。舞台設定は秀逸ながら、人物描写が稚拙である。感情移入が難しい。山田某作家と同じレベル。ゲーム脳ってやつか。