青山一丁目でフットサル | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

元旦に、父親から言われた言葉が胸に引っかかる。「趣味は絞って深く追求した方が良いのではないか」。つまり、サッカーに専念しろと。僕のコアは、やはりサッカーである。これは、家系なのだ。年初に立てた目標の一つ「フットサルを継続する」。これを実現するには、在籍する会社で運営するフットサルチームの活動再開を待っていては心許ない。


mixiのフットサルコミュニティより、メンバー募集トピックスから気になる書き込みをチェックする。本拠地は京王線の飛田給駅にある施設。男女MIXのエンジョイ志向。幹事にメールすると、まずは体験参加をと促される。それとは別に、個人的な活動があるという、その当日に友人を誘って参加してきた。青山一丁目駅から徒歩の距離にある高校。


一人前のHHになりたい28歳の日常


今年の蹴り初め。久々のフットサル。否、久々の競技スポーツと言うべきか。目の前にボールがあって、対峙する相手が迫ってくる。鈍った体であるとか、勘の鈍った判断力とか、そんな言い訳は一切きかない。僕のコアは、やはりサッカーである。参加者が30人ちかくいて、技術力に優れた連中も何名かいたが、そんな奴らに負けられない。絶対に。