鎌倉山@赤坂 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

12月も、後半に突入すると忘年会シーズン。合コンがひと段落したところで、お酒のお誘いは相変わらず多い。ちなみに、体調悪いです。もの凄い鼻声だから、咄嗟の一言が自分の声でないみたいで驚いてしまうわけで。こんな調子では、クライアントへの年末恒例挨拶回りさえ自重したくなる。だが、そうもいかない。今日も日中、7社ほど往訪。疲れた。


一人前のHHになりたい28歳の日常


仕事上がりの夜分、在籍する会社の忘年会で社員一同、赤坂にある高級レストラン「ローストビーフの店 鎌倉山 」に集まる。客単価が3万円は下らないという同店、ここを貸し切って行われるパーティー。その冒頭、トップから開催の挨拶。この一年間、色々ありましたと。本来、重苦しい雰囲気になるはずが、何かが変だ。写真見て、分かりますか。

一人前のHHになりたい28歳の日常


そうです、今回は仮装パーティー。例えば社内行事は、大抵が一般常識を逸脱したところから発案される文化にある。ディズニーシーでリアル鬼ごっことかが良い例だね。多くが右を向いている時こそ、左を見よう。そんな理論が根本にあるのか。まぁね、安い居酒屋の大広間を貸し切って、辛気臭い飲み会をやるよりは、こっちの方が楽しいけれど。

一人前のHHになりたい28歳の日常


ただ当日を迎えるにあたり、どの程度の仮装をすれば良いのか、判断に迷っていた。噂も飛び交う。「全身コスプレでない場合は入口で入場規制が掛かるらしい」とか、「トップ自らが仮装するぐらいだから、手を抜いたら怒られるみたいだよ」とか。腹を決めた。女装しよう。女性社員に、メイクを施してもらう。赤いサンタ服も女性モノ。似合うかしら。