宿場@下北沢 | Poco a poco -難病と生きる-

Poco a poco -難病と生きる-

スペイン語の「poco a poco」は、日本語では「少しずつ」「ゆっくりゆっくり」という意味です。遺伝性による難病、脊髄小脳変性症を患っていると診断された2015年7月(当時34歳)以降、少しずつ身体が動かなくなる恐怖と闘いながら、今日を生きる僕の日記です。恐縮です。

仕事上がりに、下北沢の駅に降り立つ。21:00から、友人と待ち合わせ。少し遅れると連絡が入る。適当な店に入って待ってると返信する。夜の下北沢は面白い。居酒屋も、有名チェーン店、お洒落で値の張る店、リーズナブルで賑やかな店など様々。その中で、選んだ店は「宿場 下北沢店 」。外観の佇まい、店内の雰囲気、雑多な感じが良い。


間もなく現れた友人と乾杯。前職の同僚で、毎度の旅行仲間の彼女。こうして二人で飲むのは意外にも初めて。趣味と実益を兼ねたお酒。彼女の転職相談にも乗る、つもりだった。先日に電話で話した際、鬱だとか辞めたいとか言っていたからね。案件を一つ用意しておいた。伸び盛りのITベンチャー。彼女は言った、「教師を目指す」。面談終了。


一人前のHHになりたい28歳の日常


一緒に旅行に行くぐらいだから、お互いの趣味嗜好は把握しているつもりだった。一方で、意外に知らない、過去の恋愛事情に盛り上がる。恋人のいない彼女に、僕の友人を紹介する約束をした。夏だからね。出会いは楽しい。あと、ビールが美味い。このお店、鮮度の良い魚介類を安価で楽しめる、非常にCPの高い店だった。また来ようと思う。