- 久しぶりの書籍レビュー。読み進めるのに苦労した本。読み始めてから、たぶん1ヶ月半ぐらいかかった。
- いま、巷ではとても売れているらしい。プロレタリア文学に興味があるから、なんて理由で購入する人は殆どいなはず。下流社会にもがく低所得層(ワーキング・プア)な人種が、時代を遡って厳しい労働環境に喘ぐ同書の登場人物たちに、気持ちをリンクさせたいのだろう。
- 読んでみて、僕にはとても退屈な内容だった。過酷な労働環境の描写も、一辺倒な調子では飽きがくる。登場人物にも血が通ってなく、誰が誰だか分からなくなってしまう。同じ言い回しが多いため、中身が頭に入ってこない。電車内で本を開いて、その数分後には立ったまま寝ていたなんてことが頻繁にあった。
-
たぶん、登場人物の過酷な生活とはかけ離れた環境にいる為、筆者が訴えたかった切迫感が伝わりにくいのだろう。時代も違うが、僕自身、今の生活に危機感を感じることがないからね。

-
-
僕が在籍する会社と同じビルの地下にお店を構える、創業100年の老舗高級料亭「稲ぎく 」。
昼時の雷雨により、外に出ることが憚られ、思い切って入ってみたお店。ランチタイムなので、それでも2100円はかかったが、政治家や著名人、もしくは接待なんかで利用する敷居の高いお店だけに、気分が高揚した。カウンター越しに、揚げたての天ぷらをそのまま食す。美味しい。雨足が更に強まる中、ゆっくりした雰囲気を満喫することができた。
