その彼女と知り合ったのは、去年の夏。
これまで何度か、お酒を飲んだり食事をしたり。
その間、お付き合いしていた彼氏と別れ、そしてまたすぐに新しい彼氏ができたね。
そのインターバルの間、僕は別に、特別な感情を持たずに接していた。
一方で、彼女は僕に特別な感情を持っていたようだ。
それを先日、お酒の酔いに任せてか、サラリと、君は僕に言ったね。
「好きだった」って―。
モデルのように美人な彼女。
過去には、ミス日本にも出たことがある彼女。
しかもその際、関東代表にまで残った彼女。
一緒に歩いて、明らかに不釣合い。身長だって、向こうの方が高い。
先日、報道されていた神田うのと、その旦那(弟の勤めるパチンコ会社の社長さん)の新婚旅行の帰りの一コマみたいな違和感がある。いや、彼には大きな経済力があるだけ、男としての魅力があるのかもしれないが。
そんな彼女を隣に乗せて、ドライブをしてきた。
天気が良くて、気持ちが良かった。
事前に用意した行き先の選択肢から、彼女の意向で、うちの近所を散策。
開けた公園なんかで、普段、職場で見せない顔を覗かせる。よく笑う彼女。
なぁ、職場が一緒じゃなかったら、僕らはどういう関係だったのかな。
それとも、知り合うことさえなかったのかな。
