専門があるって、
すごくいいなぁと思います。
べつに対象はなんでもいいんです。
植物でも、虫でも、石でも、星でも、
恐竜でも、走ることでも、泳ぐことでも、
音楽でも、庭いじりでもいい。
「これならだれにも負けない」
といえる分野がひとつでもあれば、
毎日の迷いも減るんじゃないかなぁ。
たとえば、
むずかしい社会の話になったとき。
専門がある人なら、すぐに
「植物の世界にたとえるとね」とか、
「虫にも似たところがあるんだ」と言いながら
じぶんの見慣れた景色に置きかえて
話をすることができますよね。
それは「じぶんの土俵を持っている」
ということだと思うんです。
もちろん、どんな話題でも専門分野に
引き寄せられるというわけじゃないけれど、
なにも拠り所がないよりずっといい。
落ち着いていられると思います。
大人になると、
だれもが一度は「学び直し」を望みます。
それは、知識を増やすだけでなく、
じぶんのなかにひとつ軸がほしい…
日常のふとした瞬間に、
「あ、これとつながった」と思えるような、
そんな中心を持ちたいのかもしれない。
軸がないままだと、
どこにいても地面がふわふわしているような
そんな心許なさがあるんですよね。
どこでもいいから、
しっかり地に足をつけて、
「ここがじぶんの場所(土俵)だ」と
思えるところがほしいんだ。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
学ぶことは、
軸をつくることかもしれない。