「決める立場」に立ってみること。
これは、じつはとても
大事な経験かもしれません。
子どものころから、
家庭や学校のなかで、
「どうする?」と聞かれるだけでなく、
「こうしよう」と提案する役を担ってみる。
ほんの小さなことでも、
その経験を積み重ねることで、
ものごとの見え方は変わっていきます。
なぜなら、"決める立場"には、
かならず責任がともなうからです。
だれかに反対されるかもしれないし、
「おまえのせいでうまくいかなかった」と
言われてしまうかもしれません。
「じぶんの得のため言ってるんじゃないか」
そんな誤解も生じるかもしれない。
でも、よく考えてみれば、
全員がこころから納得する結論なんて、
世の中にはほとんど存在しません。
ちょっとした意見のちがいでも、
本人にとっては、
どうしてもゆずれないこともある。
だからといって、いつまでも
決めないでいるわけにもいかない。
めんどうに思えても、だれかが
声をあげる必要があるんですよね。
もしもチームの全員が
「決める立場」を経験していたら、
ただ「賛成」「反対」と分かれるのではなく
「じゃあ少しゆずろう」とか、
「別のやり方を考えてみよう」とか、
対話の幅がずっと広がると思うんですよね。
そうして提案を重ねるうちに、
みんなにとってよりよい答えに
育っていくことだってあるかもしれない。
それはとても前向きな営みだと思います。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
反対だけすることは、
無敵に見えて、いちばん不幸。