長く続いているものって、
側からみると「ずっと同じ」に見えます。
でも、長寿番組も、長期連載のマンガも、
「変わらないから続いている」わけではなく、
ほんとうは、その逆なんじゃないかな。
視聴者や読者が「全盛期だなぁ」と
無邪気にたのしんでいるタイミングで、
演者やスタッフはすでに、
「このままではマンネリになる」と
次の手を打っているはずです、きっと。
見た目には大きく変わっていないようで、
裏側では小さな発明が積み重なっています。
少し構成を変えたり、
空気の流し方を変えたり、
飽きない工夫がたくさんあるはず。
地元で長く愛される定食屋さんだって、
それはきっと同じだと思います。
毎日仕入れる食材はちがうし、
季節で水分量も風味も変わっていきます。
お客さんの好みも、少しず変わります。
「いつもの味」を守っているようで、
ほんとうは塩加減をそっと変えたり、
火の通し方を微調整したり、
見えないところで変化を続けているはず。
長く続くものは、たぶん
「変わらない」が正体なのではなく、
「変わり続けることで、
変わらずに見えている」というのが、
ほんとうのところなんだろうな。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
変化の奥には、いつも
"続ける意思"があるのだと思う。
