怒りそうになるときって、
つい、その瞬間だけを切り取って
判断してしまいがちです。
でも、ほんとうは、
その前にどんな流れがあったのか、
どんな気持ちでそこに至ったのか訊けたら、
見え方はちがってくるように思います。
その場の一言や行動だけを見ると、
つい、感情が先に動いてしまうけれど、
背景を知るとまったく別の景色が見えます。
これは、ほめるときも同じで、
目の前の結果だけを見るんじゃなくて、
そこまでにどれくらい積み重ねてきたのか、
だれも知らないところで、どんなふうに
努力していたのかを想像できると、
また別の視点が生まれます。
人と向き合うというのは、
一瞬の表情や、たまたまのできごとを
そのまま採点することではないと思います。
その背景にある長い時間、
見えていない思いや苦労まで含めてが、
人を見るということなんだろうな。
これは評価も同じだと思っていて、
いま目の前にある点だけを見るのではなく、
そこにつながる線をていねいにたどること…
そこに至るまでの道のりや気持ちに
想像の広がりを持つことなんだと思います。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
目に見えない時間こそ、
その人をつくるいちばん大きな要素。
