ある日を境に、
世界がまるで違うものに
見えることがあります。
昨日までと同じ景色なのに、
どこか違って感じる。
大切なものが増えた人もいるし、
失った人もいる。
時間が経つにつれて、
思い出すことが少なくなっていく人もいれば
消えない痛みを抱えたままの人もいます。
人は忘れる生きものです。
それは弱さじゃなくて、
歩いていくための力です。
でも、忘れないこともできる。
忘れないというのは、
ずっと同じ場所にとどまることじゃなくて、
そこで得たものを抱えて、
先に進むことだと思います。
悲しみや苦しみを知ったからこそ、
生まれるやさしさがあります。
失ったものがあるからこそ、
気づけるしあわせがあります。
過去にとらわれる必要はないけれど、
過去があったからこそ、今のじぶんがいる。
今日、笑えたのなら、
それを大事にしたいと思います。
涙を流したのなら、それもまた、
歩みの一部だと思いたい。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
乗り越えたんじゃなくて、
抱えて、生きていく。