「まもなく当駅を特急電車が通過いたします。
白線の内側までお下がりください!」
猛スピードで通過する電車を
駅で(止まって)待っているとき、
電車のなかの人たちの様子を
見ることはできません。
電車、速いですからね。
でも、電車の進行方向に
首をすばやく振ってみるとチラッと
見えることがあります。
「あれ、へんな奴がいる」と
笑われてしまうかもしれないけれど、
ほんとうに見ることができます。
いちばんかんたんな方法は、
走行中の電車と並走している電車から、
なかのお客さんの様子を見る方法。
目が合うくらい様子をうかがえます。
あたりまえと言ったらそうなんですが、
ここから大事なことが分かると思います。
それは、動いているものは、
動いているものにしか見えないということ。
動いている電車のなかの様子を見るには、
自身も動いている必要があるわけです。
走っている電車のなかを見るには、
自身も同じように動いている必要があり、
じぶんが止まっているときには、
その景色は決して見ることができない。
これは重要な事実だと思います。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
ものが見えなく理由は、
視力の低下だけが原因じゃない。