人を動かす表現で、
上位に入るのが「新発売」です。
たった3文字ですが、
ずいぶん重宝されていますよね。
「新発売」とあるだけで、
「どれどれどんなんよ?」と
手をとってみたくなる。
あたらしいはニュースで、
あたらしいはそのまま価値になる。
「お、あたらしいね」と言ったら、
「いいね」と言ったのと同じでしょう。
あたらしいに、魅かれる人。
それは、もしかしたら、
文化・文明・経済いろんなものが
「時間が経つにつれより良くなる」と
信じている人たちかもしれない。
「最近の若いやつらは!」と
いまを嘆いているおじさんおばさんも
新発売に魅かれているのなら、
意識していなくとも「あたらしい時代」に
可能性を感じているのだと思います。
たぶんほんとうは、
「あたらしい=いい」ではないですよね。
それはひとつの価値観であって、
古いもののなかにも「いい」は
たくさんあると思います。
どちらがいい悪いではないんですけどね。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
新発売にわくわくしている人は、
深層心理では時代を悲観していない説。