その道に通ずる人は、
武勇伝をあまり語りません。
プロフェッショナルな登山家が、
「高尾山ならだれでも余裕で登れる」と
決して口にすることがないように、
専門家やプロと呼ばれる人たちは、
じぶんのことばの重みを知っている。
武勇伝を語るのは、
大抵の場合が素人です。
かんたんに治せたよ。
やったら余裕でできちゃった。
あそこは楽勝で行けるさ。
そんな武勇伝に悪意はなくとも、
たとえば命に関わる内容であるならば、
だれかを危険に晒す可能性だって
ないとは言い切れません。
人には個人差があります。
タイミングによって状況も変わります。
歯切れの悪さが、
信頼に値することもあると思います。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
断言できる痛快さが、
怪しさを纏うこともありますよね。