コミュニケーションというものが、
じぶんが感じているものを相手のなかにも
できるだけ忠実に再現して共有することなら
じぶんが言ったことより相手がどう思うか
想像する力のほうが大事になりそうです。
じぶんが言ったことを、
じぶんの意図とはちがう意味で
解釈されてしまうことを誤解といいます。
「わかりやすく説明したつもりだったのに、
ぜんぜん理解してもらえなかった…。」
そういうことがないように、
話し方を一所懸命練習したり、
プレゼン講座を受けてみたりしても
なかなかうまくいかない。
それは、もしかしたら、
"じぶんがいかにうまく表現するか"
発信スキルの向上だけを学んでいるからで、
相手がどう思うかを想像する力が
疎かになっているからなのかも。
「がんばっているね」と
後輩や部下に伝えたつもりでも、
素直によろこんでくれる人もいれば、
プレッシャーに感じる人もいます。
年齢も性別も性格も
育ってきた環境もちがう相手が、
どんなときに、どんなふうに感じて
どんなことを思うかということを
知って理解するのが、きっと、
コミュニケーションでいちばん最初に
試みることなんじゃないかなと。
なにを言ったかではなく、
どう伝わったかこそが大切。
それなら、コミュニケーション能力は、
あうんの呼吸で言わずとも伝わるような
同じ立場環境の人たちが集う場所では、
なかなか育まれないのかもしれない。
相手がどう思うか、
いちいち考えなくてもいいのだから。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
「水の属性の相手に
火で攻めてもダメなんだよ。
相手の属性ををしっかり見極めてから、
攻撃を考えなきゃ勝てないのさー」
と、ポケモンを語る小学生に
コミュニケーションの本質をみました。