成長するための重要な能力のひとつに
「まっさらになれる能力」があるといいます。
じぶんのなかにすでにある
知見から解釈しないことが重要だよと。
解釈というのは、大なり小なり
"じぶんの観点"という物差しを通して
情報を変形させたものですよね。
変形しているということは、
元の情報が劣化しているということです。
そもそも、ぼくらはなぜ、
すでにある知見から解釈するのかといえば
そのほうが考えずに済んで楽だからかな。
情報処理の生産性が高くなるからです。
でも、それはいっぽうで、
思考停止ともいえて、上達を止めます。
ありのままの情報を、
ありのままに受け止める。
判断保留の態度で、
ものごとに接せられるかどうかが、
「まっさらになれる能力」には
重要な要素なんだろうな。
そして、これはじぶんの知見のみならず、
数字・ことば・既存の概念などにおいても
同じことがいえるのだと思っています。
ことばや概念がなにかといえば、
世の中にあるものごとを分かりやすく
パッケージ化したものでしょう。
ことばや概念を知ることで、
世界はたしかに広がっていく。
でも、パッケージ化とは、
なにかを削ぎ落としていく行為です。
ことばを正しく知ることは重要だけど、
ことばの外にあるものをどう感じとれるかが
成長には欠かせない要素だと思います。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
いままでおぼえたぜんぶ
でたらめだったらおもしろい。
『情熱の薔薇』ってやっぱすごい歌詞。