テレビの企画でよくある
プロが素人をコーディネートして
変身してもらうような企画において、
ほんとうに大事なことは、きっと、
"あたらしい服"を着ることより
"古い服"を脱ぎ捨てることだと思います。
なにかをあたらしく
身につけたいと思うなら、
いままでのじぶんが持っていたものを
捨てる勇気のほうが必要なのかなと。
いっぱいのコップには、
それ以上は水を入れられないので、
あたらしい水が欲しいのなら
まず、いまある水を捨てる。
よく考えてみると、
世の中の仕組みもまず"出す"が先にあって
そのあと"入れる"があるような気がします。
呼(は)いて、吸うで、呼吸。
give and take もギブが先ですね。
からだは意外とわかっていて、
"出す"ことに気持ちよさをつけて
その重要性をしめしている気がします。
我慢していたトイレを出したあとの爽快感。
運動やサウナで汗を流したあとの爽快感。
逆に入れ過ぎたときは、
食べ過ぎ飲み過ぎどちらも苦しい。
あたらしいものを得ようとするとき、
ほんとうに大事なのは増やすことより
減らすことなんだと思うんですよね。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
増やすことのほうが大事なら、
変わることは意外とかんたんなのかも。
減らすことのほうが大事だからこそ、
変化することは困難なんだろうな。