小学校のときの読書感想文で、
先生にほめられたいと思ったら、
"いいこと"を書くのがいちばんです。
道徳的で、人道的で、社会正義にかなった、
「とてもいいことに気がつきましたね」と
花まるをあげたくなるような"いいこと"を
書けば、きっと、ほめられると思います。
そういう記憶が微かにあります。
小ずるく、小器用に、
教師たちの求める"いいこと"を
半ば信じきったような顔をして
書いてしまった記憶がある。
学級文庫にはなかったけれど、
不道徳なことしか書いていないような小説が
この世にあることを中学くらいで知ります。
どんな内容だったか
微塵もおぼえていないのだけど、
「(大人たちの求める)
正解を言わなくてもいい」は、
強烈にかっこいいと思った。
多くの若者がちょうどその頃、
ロックやカウンターカルチャーに
目覚めるんだろうと思います。
で、最近の小学生って、
ぼくらの頃よりずっと早い時期に
ロックな顔をしている気がする。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
読書感想文の添削って、
「それって先生の感想ですよね?」が
たくさんあった記憶があるなぁ。