手入れの行き届いた人工的な自然に惹かれるのは、なぜだろう? | わくわく海賊団

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 東京には美しい庭園が

 いくつもあります。

 

 庭園を鑑賞するとき、

 その美しさを自然の美しさとして

 ぼくらは享受しているけれど、

 それを維持するためには、

 じつは膨大な手間ひまが

 かかっていますよね。

 

 草むしりや虫除け、剪定など、

 ほんとうにたいへんだと思います。

 

 そういう意味では、

 山にある自然に比べれば

 庭園のなかの自然は

 むしろ人工的です。

 

 これは庭園にかぎらず、

 観光地の自然は多かれ少なかれ

 その美観を維持するため

 人の手が入っているはずで、

 ぼくらは"手入れの行き届いた"

 自然を鑑賞しては美しさを

 讃えているんですよね。

 

 手つかずの自然が美しいのは

 いうまでもないけれど、

 庭園のように人工的に手を加えた

 自然にも惹かれるのは

 いったいなぜだろう。

 

 で、思い出したのが、

 宇宙兄弟のこんなセリフです。

 

「なあムッタ

 今はまだ打ち上がって

 6時間程度だから

 感覚として薄いだろうが

 生物も何もない

 この広大な宇宙ではな

 心の癒しとなるものは実は

 "ランデブー"だ。

 

(中略)

 

 人の心を感じられるものに

 人は癒される。

 我々にとっては

 "ランデブー"がそれだ」

 

*ランデブー

 宇宙船同士が宇宙空間で

 接近すること

 

 今日も、「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。

 

 結局、人は人に癒される。