とある大学の授業概要から。 | わくわく海賊団

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 とある大学の

 とある授業概要を見ました。

 

 これまでうまく言語化できずに

 モヤモヤしていた気持ちを見事に

 スッキリさせてもらったので、

 ちょっと共有しますね。

 

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 Zoom(web会議ツール)をもちいた

 オンライン授業となります。

 

 実際に外に出ての

「東京をフィールドワークする」は

 現状では困難です。

 

 しかし、

 わたしたちが、

 こうした状況に

 置かれているということ自体が

 人類学的また人類史的に

 とても興味深いことです。

 

 新型コロナウイルス感染症

 対応下の東京に住むわたしたちの

 状況をきちんと参与観察し、

 その経験を緻密に考察した上で

 文章にすることは、

 大きな意味があることです。

 

 グローバル化と日常生活、

 個体管理と生政治、

 ウイルスと人間の関係史、

 メディアと情動の政治、など、

 興味深く重要なトピックは

 山ほどあります。

 

 調査方法は、

 オンラインエスノグラフィと

 オートエスノグラフィです。

 

 つまり、メディアや

 オンラインを通じた参与観察と、

 自らの生活自体の観察を通じて、

 新型コロナウイルス感染症

 対応下の東京における人々の

 生活経験について

 分析と考察を行います。

 

 そしてその

 フィールドワークの経験を

「民族誌」として描くことを

 めざします。

 

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 置かれた状況を

 どう解釈するかっていうのは、

 ある程度の教養が必要だと

 ずっと思っていたけれど、

 こういう状況解釈ができる人を

 とても尊敬しています。

 

 できないことを嘆くより、

 今できることを考えて実行する。

 

 制約があるから

 できないのではなく、

 制約があるから

 今までとは異なる方法を

 試行錯誤する。

 

 なぜ、勉強するのですか?

 

 その問いに対する

 これもひとつのこたえかな。

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 強さの源は、教養。