拙くても"ことば"にすることから。 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 観察力と、つくるチカラ。

 

 いいものをつくる人は、

 観察力がとんでもないという話を

 以前ちょっとしたんですけれど、

 これカメラにたとえると

 もっとわかりやすいかなと。

 

 観察力のある人は、

 世界を見る"解像度"が

 圧倒的に高いんですよね。

 

 解像度っていうのは、

 カメラでいえばレンズの性能です。

 

 いい解像度(レンズの性能)で、

 いいデータが蓄積されていくことで

 アウトプットの質も上がっていく。

 

 カメラの場合は、

 技術的進化で解像度は上がるけど、

 人間が解像度を上げるためには

 どうすればいいんだろう。

 

 これがたぶん

 "ことば"なんだと思います。

 

 ことばにするから暗記して、

 情報を整理することができます。

 頭のなかで整理するから

 レンズの質(解像度)も上がる。

 

 ぼくたちは、

 ちゃんと見ているようで

 じつは見たいものしか

 見ていません。

 

 見ているようで

 じつは見ていないことを

 しっかり認識してから、

 "見えていない部分"を見ようと

 意識したとき"観察力"というのは

 高まるような気がするんです。

 

 視界に映ったものを

 ことばにして置き換えると、

 脳に情報としてインプットされる。

 逆にいえば言語化しないかぎり

 ほとんどの情報は素通りされ

 記憶に残ることはないはず。

 

 学校の美術の授業では、

「見たまま、感じたままを大切に」と

 教えてもらうわけですけれど、

 いつまでもそのままだと

 レンズの性能(観察力)は

 上がらないんだと思います。

 

 どんなに拙くても

 まず"ことば"にすることから

 すべてははじまるんだ。

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 いいレンズ(解像度)で

 いいデータが蓄積されていった結果

 その良質なデータに基づいて

 下された選択のことを

 センスというんでしょうね。