まわる、ま〜わる〜よ。 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 デジタルネイティブ世代です。

 

 学生時代から

 パソコンやインターネットが

 あたりまえにある環境で育った

 世代(一般に1980年代〜)で、

 パソコンやインターネットが

 なかった時代を知りません。

 

 パソコンがなかった時代に、

 世の中にどんな常識が存在して

 なにがあたりまえだったのか、

 その登場によって世の中が

 どんなふうに変化したのかを

 体感しないまま目の前にあった

 便利な道具を"自然なもの"として

 使ってきた世代なわけです。

 

 しかし、当時の資料を調べると

「こんなものが普及してしまったら

 犯罪あふれる酷い社会になる」

「いやいや、劇的に社会は進化する」

 様々な議論を巻きおこしながら

 あたりまえのインフラとして世に

 浸透していったと分かりました。

 

 そういえば、昔は、

「テレビばかり見るな!」と親から

 注意される光景がありましたが、

 今の子供たちは、

「YouTubeばかり見るな!」と

 注意されているようです。

 

 きっと、もっと昔は、

「ラジオばかり聴くな!」で、

「本ばかり読んでいるな!」も

 あったんじゃないかな。

 

 人間は、きっと、

 じぶんが生まれたときに

 すでに存在したテクノロジーを

 自然な世界の一部と感じます。

 

 本(紙)も、ラジオも、

 テレビも、YouTubeだって、

 生まれたときからあれば

 "自然なもの"です。

 

 技術が進化して、

 さらに新しい技術が誕生したとき、

 "自然に反するもの"と感じられ

 リスクばかりが目につくのは、

 じぶんが持っている枠組みと

 かけはなれているからです。

 

 でも、それは次の世代にとって

 "自然なもの"であるんですよね。

 

 じぶんの世代の枠組み(常識)で、

 次の世代の新しい技術を否定して

「規制が必要だ!」とやみくもに

 進化をとめようとする行為は、

 ほんとうに気をつけたい。

 

リッチマン、プアウーマン」で

 小栗旬さん演じる日向徹のセリフ、

 新しい技術を否定的に見ているとき

 いつも思い出すようにしています。

 

「新しく生まれてくるものを

 否定して旧態依然としているより

 新しいものの実力を見極めて

 取り入れる。それが本当に賢い人の

 やり方なんじゃないですか?」

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 それでも、議論があるからこそ

 新しい技術が洗練されていくという

 こともあると思っているので、

 次の世代の人たちが

 ひとつ前の世代の人たちを

 蔑ろにするというのも

 進化を妨げる行為だと思います。