公園でボールを使えなくなって、
もうどれくらいたったのだろうか。
ぼくらが子供の頃に比べたら
公園で「してはいけないこと」が
ほんとうに多くなりましたね。
いま、そもそも子供が
自由に遊べる場所がいったい
どれくらいあるのだろう。
「なにかあったらどうするの?」
「怪我をしたら危ないのだから」と
子供のことを考えているようで
じつは大人の都合で消えていった
遊具の数々もたくさんあります。
子供の(安全の)ためという
大義名分で禁止していった数々が
結果的に子供の遊び場を奪った。
友達と喧嘩をしても
殴ることなく終わります。
もちろん殴ってはいけないけれど、
人を殴ることの痛みを知らずに
大人になるということは、
それはそれで怖いな。
冗談じゃなく、
ほんとうに擦り傷ひとつなく
大人になる子供だって
きっといるでしょう。
グロい表現がある漫画が
人気になっている背景には、
潔癖な世界で育ったことの
反動があるかもしれない。
イベントのたびに
渋谷で騒ぐ若者たちだって、
子供のときにしておくべきことを
大人の都合で禁止してしまった
反動なのかもしれません。
なにか都合の悪いことがおきて
めんどくさいことになりそうなら、
とりあえず禁止しようと考えてきた
結果が渋谷の若者の迷惑行為なら、
解決のためには「禁止」ではなく
「開放」なんじゃないでしょうか。
今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
文化を更新していくのが
若者の役割なのだとすれば、
なにかあったときにドンとかまえて
「責任をとる」のが大人の役割かな。