両国の相撲教習所に行ってきました。 | わくわく海賊団

わくわく海賊団

Compass of Your WakuWaku

 

 両国国技館の相撲教習所で、

 日本相撲連盟の人に会いました。

 

 相撲「協会」ではなくて、

 相撲「連盟」の人に会いました。

 

 相撲「連盟」というのは、

 アマチュア相撲を統括している

 公益財団法人なんですけど、

 大相撲を統括している話題の

 相撲「協会」とは別法人です。

 

 相撲の魅力について、

 たっぷりお話を訊いてきました。

 

 相撲が大好きなおじさんでした。

 

 好きなことを話している人の話は

 ただそれだけでおもしろいです。

 たとえすべてを理解できなくても。

 

 で、おじさんが、

 ある親方のブログを

 教えてくれました。

 

 

 

 我が弟子たちへ(2013.5.12)

 

 

 今日から5月場所がはじまった。

 

 はじまったばかりで

 言うのもなんだけど、

 全力を尽くして

 やるだけやってくれればいい。

 

 数字的な勝敗も気になるとこだが、

 そんなことより君たちが生きた証を

 土俵の上で堂々と見せるだけでいい。

 

 焦らず、怯まず、

 躊躇(ためら)わず、

 今まで君たちひとりひとりに

 教えてきたことを頭に浮かべて

 まっすぐな気持ちで

 戦いに挑めばいい。

 

 

 (親方は)青春の涙を

 味わったことはないけれど、

 今は君たちの取り組みを

 見るたびに涙がとまらない。

 

 他にはなにもいらない。

 ただただ運命を超えた涙を

 味わってほしい、それだけだ。

「じぶんがここまでやれたんだ」

 と、感じられるだけでいい。

 

 親方がついている。

 

 いっしょに土俵に

 あがってやれないが、

 親方は命をかけて見ている。

 

 親方は、

 相撲のことしか知らないけど

 相撲のことしか詳しくないけど

 師匠から相撲の哲学を学び、

 必死で身につけた。

 

 布団に横たわるまで

 死力を尽くして生きてみたい

 と、思いながら毎日を暮らした。

 

 だれに良く思われようなんて

 考えたこともなかったよ。

 

 喧嘩っ早かったし、

 怖いもの知らずだった。

 

 でも、今は君たちの

 取り組みを見るのが怖い。

 ただただ、怖い。

 

 神様を敵にまわしても

 親方は怖くはないさ。

 

 ただ、君たちが

 怪我をするのだけが

 すごく怖い。

 

 君たちのためなら、

 たとえ世界中の神様を

 敵にまわしたとしても、

 なにも臆することはない。

 もしも神様が君たちの命を

 奪いにくるのであれば、

 親方がうばいかえす。

 

 親方は相撲しか知らない。

 

 心が倒れそうな時には、

 立ち止まってふんばれ!

 そこにいればいい。

 敗けを知れば勝ちを知る。

 その方法は親方が知っている。

 

 貴乃花光司

 

 

 省略して少し編集しています。

 そのままの全文はこちらからどうぞ

 

 今日も「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。

 

 電話があっても、

 テレビがあっても、

 インターネットがあっても、

 会わずに行かずにわかるなんて

 まだまだなのかもしれない。

 現場の迫力は凄かった。