「ブルーカラー」
「ホワイトカラー」
仕事内容や働き方を、
そう区分することがあります。
カラーは襟の色のことで、
どのような服を着て働くかで
区別された言葉です。
「ブルーカラー」は、
作業着を着て
工場で働く人のことです。
具体的には、接客の仕事をはじめ、
調理する仕事だとか、掃除や修理、
建築関係もブルーカラーかな。
身体を動かして働く人たちです。
「ホワイトカラー」は、
スーツにネクタイ、ワイシャツを着て
オフィスで働く人たちのことです。
会議に資料作成、プレゼンテーション
情報分析やブルーカラーの管理が
主な仕事になるのかな。
頭(頭脳)を使って働く仕事です。
身体を動かす仕事と、頭を使う仕事。
ブルーカラーとホワイトカラーには
それ以外にも大きな違いが
どうやらあるみたいです。
それが、移動距離です。
ブルーカラーの人たちは、
活動範囲が「その街」で
事足りるという特徴があります。
「その街」が、もしも
「生まれた街」であるのなら、
一生をそこから出ないで
過ごすこともあったりして。
いやいや、病院が隣町にあるのでね、
という場合であっても、
移動距離に関していえば、
「その地域」で事足りそうです。
一方で、ホワイトカラーの人たちは
上京して働いて東京勤務だとか、
配属が大阪勤務になったりだとか、
移動距離は、街や地域の枠を
大きく出ることになりそうです。
そして実は最近(でもないのですが)
ゴールドカラーという人たちも
登場しているんだそうです。
これは襟の色は関係ないと思います。
ですから、ゴールドカラーは
歌手や芸能人のことではありません。
ただ、イチロー選手や香川真司選手、
錦織圭選手などはゴールドカラーに
なると思われます、たぶん。
日本で生まれ海外で活躍する人たち。
それがゴールドカラーだそうです。
活躍の舞台(移動範囲)の桁が
他のそれとは違います。
移動範囲以外の特徴でいえば、
「誰にも使われて
(雇われて)いない」
というのも大きな特徴だそうです。
形式上は会社に雇われている人でも
じぶんで主体的に仕事を選ぶ人を
ゴールドカラーと呼ぶのだそうです。
ある経営学者は、
これからは(先進国では)
ブルーカラーとホワイトカラーでなく
ホワイトカラーとゴールドカラーに
区分されるだろうと言っています。
ブルーカラーの仕事は、
ロボットや移民といった人たちが
代行してやるようになる、と。
ブルーカラーとホワイトカラー。
それぞれで必要な知識(教育)が
異なるのと同じように、
ホワイトカラーとゴールドカラーも
きっと変わってくる気がします。
「人とちがう」をほめてもらえて、
集団生活ができないことを
「才能がある」といってもらえる。
「いうことをよくきく子」が
「いい子」だとするならば、
「わるい子」こそが、
ゴールドカラーの素質あり、
と、なるのでしょうか。
他者と異なることを肯定する
学校や会社、家庭や社会が
ゴールドカラーを育てるのだと、
経営学者のkelleyさんは著書
「ゴールドカラーワーカー」の中で
おっしゃっておりました。
今日も、「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
いい大学を出て、
いい会社に入るだけなら
「ホワイトカラー」にしか
なれないよ、なんて言われる
時代が来るのかもしれませんね。