「ディズニーランドは、
永遠に完成しない。
世界に想像力がある限り、
成長し続けるだろう。」
ウォルト・ディズニーは、
お客さまに何度も
パークに来てもらうためには、
進化し続ける必要があることを
1955年7月18日に
カルフォルニア州アナハイムに
世界初のディズニーランドが
オープンした際に、語っています。
この「永遠に未完成」という
エピソードと同じことが、
技術の進歩によって
さまざまな分野で起こっている、
という話を訊いてきました。
たとえば、テレビゲーム。
以前は、遊んだ人が
楽しんだかどうかを
判断することが難しく、
開発費が莫大にかかるため、
博打のような
ビジネスだったそうです。
そのため、人気がある程度
確約されている「シリーズもの」が
多かったんですね。
しかし、今のゲームは
インターネットに繋がっています。
遊んでいる人(たち)が、
どの場面で白熱しているのか、
またはやめてしまったのか、
どれくらい遊んでいるのか、
すべて分析しているわけです。
人間の「おもしろい」だとか、
「つまらない」だとか、
そういう感情を
科学的に分析して、それを
リアルタイムでゲームに
反映させることも
できるんだそうです。
つまり、遊んでいる人がいる限り、
シナリオは変更されることもあり、
また、イベントは追加される。
常に進化し続ける、
「永遠に未完成」な
コンテンツになるそうです。
テレビやゲームだけでなく、
これからは、日常の
ありとあらゆるものが
ネットに繋がるといわれています。
(loT=Internet of Things)
たとえば、腕時計。
ただ、時間を知らせるのみならず、
健康状態を常に観察し、
異常があれば
緊急連絡してくれたり、
また、行動パターンを分析し、
先回りして通知してくれたりと、
これまた、「永遠に未完成」で
進化し続けるわけですね。
ありとあらゆるものが
ネットに繋がる世界ゆえに、
ありとあらゆるものが
「永遠に未完成」ということ。
それって、まるで、
ものが生きている世界みたいですね。
最初のウォルト・ディズニーの
ことばをかりるのなら、
「ありとあらゆるものが、
(ネットに繋がることで)
想像力を持って、進化し続ける、
ディズニーランドのような世界」
今日も、「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
A.I.(人工知能)の話になると、
不安な話題がたくさん出るのでね、
あえて夢と魔法の国に
なぞらえてみました。