
お化け屋敷に、「お守り」というアイテムが売っていることがあります。
それを持っていると、お化けが寄ってこなかったり、
お化け屋敷の怖さが和らぐという効果があるアイテムです。
提供しているサービスと相反するアイテムに
需要があるのか疑問を持つ人もおりますが、
じつはこれが大人気なのです。需要がすごくあります。
友達に無理矢理に誘われて、恋人が入りたがっているけれど怖い、
断って「たのしい空気」をこわしたくない、など、
まあ、いろいろです。
遊園地の雰囲気は好き。
誘われたら、みんなと一緒に行きたい。
だけど、ジェットコースターもお化け屋敷も苦手。
そういう人がじつは多くいることが、
お化け屋敷の「お守り」が売れていることからも分かります。
それから、仲間内の「空気」を大事にしていることも重要でしょう。
提供しているサービスと相反するサービスにある需要。
仲間内の「空気」を大事にしたいと思う心情。
そのことについて考えていたら、たとえばこんなのはどうでしょう。
アルコールの度数を下げる、または無効化するアイテム。
お酒が苦手。体質的に飲めない。
だけど、酒場の雰囲気は好きだし、
飲みニケーションももっと積極的に参加してみたい。
ただ、参加してずっと烏龍茶では「空気」を壊してしまうし、
上司に注がれたお酒は飲まなくてはいけないでしょう。
ですから、参加を躊躇してしまいます。
そういう人は少なくないはずです。
そんな人に、たとえば、このアイテムを一滴お酒に垂らせば、
お酒がたちまちノンアルコールに。
見た目はお酒。中身はノンアルコール。
これからの忘年会シーズン大活躍のアイテム。
どうでしょうか。需要ある気がするんだけどなぁ。
ぼくはお酒が好きですからね。
仲良くなれば「よし、飲みにいこう」となるわけですが、
それはお酒を飲むということと、もうひとつ、
おとなのテーマパークのような酒場の雰囲気のなかで語らうという
それこそ飲みニケーションの側面もあって、
ですから、「飲めない人とも飲みに行きたい」と思う、
飲める人側の需要もあると思うんですよね。
今日も、「わくわく海賊団」にきてくださってありがとうございます。
もしもまだこの世になかったら、つくってしまおうかな。
なんて思ってしまうほど、いま、これが欲しいです☆