
効率をよくすることは、いいことだとされてきました。
「もっと簡単に」
「もっと単純に」
「もっとシンプルに」
効率よくできるのなら、効率よくしてしまう。
家事も、仕事も、効率をよくすることを進化と呼んだんだと思います。
新幹線が開通すれば、
今まで時間がかかっていた場所まで、日帰りで行けるようになります。
「もっと早く」
「もっと速く」
「もっと疾く」
効率がよくなるという進化のかたちは、暮らしをよくしました。
ですから、「効率がよくないこと」を価値が低いと思ってしまうことがあります。
でも、考えてみたんですけど、
たとえば、修学旅行でいちばん楽しい時間は移動時間だったりしますよね。
(就寝前も同じくらい楽しい時間ですけれど)
なにが言いたいかというと、遊びって効率化できないなぁ~と思いまして。
効率よく遊ぶって、できないですよね。
遊びって、むしろ「効率よくない部分」がおもしろかったりするわけです。
修学旅行の移動時間のように。
映画だって、効率よく観ることなんてできないし、
ライブやコンサートだって、「聴きたい曲だけ聴いて帰ろう」なんてできません。
仕事でも、効率よくすることがいいこととされているけれど、
おもしろいものは、「効率よくない部分」から生み出されていると思うんです。
ですから、ぼくのわくわくのアンテナは、
効率のよくない部分によく反応しているような気がしています。
今日もわくわく海賊団にきてくださってありがとうございます。
会議のムダ話には、おもしろい企画のアイデアがいっぱい。