
自由のイメージって、いろいろあるんだと思いますが、
そのひとつに「物が少ない」っていうのがあると思います。
「わたしは、自由だよ。」という人が、
たくさんの荷物を持っているイメージってないですよね。
「若者が物に興味がない本当の理由」という前回の記事のなかで、
『所有するということに価値があるのではなくて、
「いつでも使うことができる」という状態に、本当の価値があるのだと、
物を欲しがらない若者は、気づいているんだと思うんです。』と書きました。
「夢のマイホーム」「憧れのマイカー」などの言葉が死語になり、
身の回りの物を限りなく減らして暮らす、
「ミニマリスト」なんてライフスタイルが注目されているのも、
物が少ないほうが、自由に近いと思っているからだと思うんです。
たとえば、物を持つことで発生する維持費を計算してみるだけでも、
自由とは掛け離れているのが分かります。
■家
維持するために必要なもの
→家賃、住宅ローン、固定資産税、管理費、光熱費など
■ネットワーク
維持するために必要なもの
→固定電話やスマホ(携帯)の基本料金、ネット通信費、テレビ視聴料
新聞の購読料金など
■保障
維持するために必要なもの
→年金、健康保険、雇用保険、生命保険、火災保険など
■車
維持するために必要なもの
→ローン、保険料、税金、車検代、駐車場代
(プラス、ガソリン代や高速料金など)
結婚して、子供が生まれて、夢のマイホームを建てて、
車を買って、習い事をはじめて・・・
あぁ、物を持つということは、
ただそれだけで、とんでもなくお金がかかるんですね。
今日もわくわく海賊団にきてくださってありがとうございます。
長い旅行に必要なのは、大きなカバンではなくて、
口ずさめるひとつの歌さ。
ムーミンより 放浪の吟遊詩人スナフキンのことば
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