その人との出会いは、
ぼくがまだ(遊園地で)
アルバイトしていた頃まで遡ります。
休憩時間にパンの皮を
歯でゆっくり剥がしながら、
黙々と「あんぱん」を食す
二郎さんに出会いました。
「おかしな食べ方をする人だな」と
思いましたが、それ以上に驚いたのが
「あんぱん」を食べているときの
二郎さんの〈 集中力 〉です。
二郎さんは無口な人ではありません。
むしろ陽気でだれに対しても
親しみを持って接してくださいます。
そんな二郎さんですが、
「あんぱん」を食べているときだけは、
誰とも話さず(むしろしゃべりかけてはいけないオーラを出します)
集中して「あんぱん」を食すのです。
二郎さんの「あんぱん」への
愛は、尋常ではありません。
ぼくは昼食に二郎さんが
「あんぱん」以外を食べているところを
一度たりとも見たことがありません。
今回、二郎さんに
「わくわく海賊団で、
あんぱんについて語りませんか?」
と持ちかけたところ、二つ返事で
快諾してくださいました。
二郎さんが「あんぱん」を語る。
これは二郎さんを
知っている人たちからすると、
とんでもない大事件なんです。
なぜ二郎さんは
あんぱんを毎日食べつづけるのか?
二郎さんにとって、あんぱんとは?
佐藤二郎の「徒然あんぱん道」
不定期更新でスタートです。
佐藤二郎の
徒然あんぱん道
どうもはじめまして、
じろーと申します。
あんぱん毎日食べるようになって
かれこれ20年以上になります(
なぜそんなに食べるのか?
「だって美味しいじゃないですか!」
皆様はあんぱんお好きですか?
さて、あんぱん好きを自称して、
なんですがね、
「パンとあんこって合わないよね」
と、思いませんか?
豆を主体とするあんこの風味は
とても繊細ですから、
バターや発酵による
有
合わないのが道理です。
だからこそ、
「あんぱん道」は深いのです…
よく聞かれる質問で
「どこのあんぱんが
一番美味しいんですか?」
いうのがありますけど、
そんなモノはありません。
だって毎日毎日、
ひとつひとつが全て違うんですから!
「シティーハンター」という
マンガの中で、「ONE of thousandの拳銃」について
語られるシーンがあります。
「
大量生産されるものの中で
稀に1000丁に1
優れた銃が生まれる事がある
あんぱんについても
同じコトが言えるんです!
今日も1000個に1個の
奇跡に出会うため、
そんなボクのどーでもいいような、
聞いてやって下さい。
ではでは、じろーでした。
【二郎さんにインタビュー】
あんぱん二郎、語る。