ひと昔前は、趣味が
「人間観察」だと言う人が
それなりにいたように思います。
待ち合わせのカフェや、電車のなかで、
他人(人間)がなにをしているのか
ぼんやり眺めているのが好きという人たち。
最近はそういう話を、
ほとんど聞かなくなりました。
趣味「人間観察」という言い方自体、
あんまり耳にしなくなりましたものね。
ぼくは、いまでも結構やります。
音楽を聴くつもりで、
AirPodsを持ち歩いているのに、
まわりの会話に聞き耳を立ててしまう。
あらためて文字にすると
若干…というかかなり気持ち悪いですが、
観察しているとさまざまな変化に
気がつくことができるんです。
たとえば電車のなかで寝る人は、
ぼくが学生時代のころにくらべて、
確実に少なくなっていると思います。
昔はもっと大勢のおじさんが、
朝の出勤時から寝ていましたし、
降車駅で慌ててガバっと起きる姿を
何度も目にしてきました。
なぜ、電車で寝る人が減ったのか。
治安が悪くて、
スリが増えたからでもなさそうです。
原因はやはりスマホでしょう。
スマートフォンは、
紙媒体との接触時間を減らすのみならず、
純粋に睡眠時間を減らしているのでしょう。
これは自宅での過ごし方も含めてです。
そしてこの10年ほどのあいだで、
スマホを横に見ている人が圧倒的に
増えたことにも気づかされます。
それくらいコンテンツが、
動画中心になっているのだということを、
体感できる瞬間が電車内にはあります。
人を(直接)見る時間が減って、
画面を見る時間が増えたということを、
いちばん体感できる場所が、
電車なのかもしれません。
今日も「わくわく海賊団」に来てくださってありがとうございます。
思っている以上に、
いま世の中は動画なのかもしれない。


