最近ワークショップが増えている理由は？

小学校受験準備をブラッシュアップ

「最近ワークショップが増えている理由は？」

最近、小学校受験準備クラスでセミナーではなくワークショップが増えている理由について述べようと思います。

子育て経験の浅い家庭の割合が高い幼稚園受験では、講師である私から基本的な事項や最新の情報などをテーマとして体系的に学ぶセミナーが向いていると思います。

しかしながら、子育て期間が長くなり、幼稚園や保育園経験もある家庭が中心の小学校受験では、子育て経験や保護者のコミュニティを通じて他者との関りも豊富であり、なかなか思うようにならない子育ての難しさも知っている保護者が中心となります。

ワークショップでの学びは、実体験を通じて感じたことや考えを深めることが可能なので、理解に実感がともないます。

知識があるだけでなく、体験があるから腑に落ちる感覚を得る事が可能という点でセミナーよりも参加者にメリットがあると思うのです。

テーマは少人数の保護者が決定しているので、テーマは豊富になります。

例えばペーパー学習経験を始めて間もない年中クラスの保護者であれば、「ペーパ学習」をテーマとし、その経験を通じて感じた指導の難しさだけでなく、成功体験を基にした情報交換や価値観に触れる事が可能となり、どうしても視野が狭くなり、定番的になりがちな指導に多角的な視点の学びを深める事が可能になります。

幸い幼児教室には豊富な教材がありますから、それを利用しながらのワークショップも可能です。

小学校受験で達成感を得られた方ばかりなら良いのですが、不満足な結果となったご家庭もあると思います。

ただ不満足な結果になってしまったご家庭には傾向があります。それは「教室に通わせさえすれば合格する」と「マニュアルを通じて知識や情報さえ入手すれば親子共に準備は可能」という思い込みをしていた家庭という共通点です。

自身で考え工夫して、その家庭ならではの指導法を掴み、他の家庭と同調するのではなくそのご家庭独自の志願校対策を生み出すことが合格の秘訣です。

その為に講義的なセミナーではなく、実体験を通じて感じたことや考えを深める為に、思いを共に持つ少数の方々と一緒に実感を伴った理解を深める事が大切であり、待ち続けるのではなく、保護者に自主的に行動する姿勢を持つことを期待しているからです。

その姿勢を持つ保護者の集合体が正に附属小学校そのものだからです。

合格の二文字を得る為に貪欲な姿勢を持つ事は大切です。受験準備を「仕事」同様に考え積極的になって欲しいと思います。

考査に臨む日まで時間はたっぷりあります。例年通り個別面談の予定は豊富に入っていますが、有志によるワークショップの機会が増える事を期待しています。

もちろん外部生のご家庭も可能です。遠慮なくお声がけください。

麹町慶進会　塾長　島村　美輝　　　　　　　　
〒102-0084東京都千代田区二番町9－2日興ロイヤルパレスＢ１
Tel 03-3265-7774　/　Fax　03-3230-4737
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