「学習院幼稚園・初等科⑶ 子供との距離間が秀逸な幼稚園」第六章 無宗教系附属編④ | 幼児受験プランナー 島村美輝のブログ

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国公立や私立の有名幼稚園や小学校に合格するためには幼児教室選びがきわめて重要です。受験界の裏も表も知り尽くし、有名幼稚園や小学校に豊富な人脈を持つ東京・麹町の「慶進会」塾長島村美輝が、合格するためのノウハウをお話します。


連載 幼稚園・小学校受験合格バイブル


「学習院幼稚園・初等科⑶ 子供との距離間が秀逸な幼稚園」


 第六章 無宗教系附属編④



学習院幼稚園の教師の子供の扱い方で秀逸なのは、「子供との距離の取り方」です。子供が、昨日経験した楽しい話をする時でも、だらだら続けさせずに適当なタイミングで切り上げさせる事が上手です。家庭でならともかく、教師を自分だけで独占する甘えは許さないということです。また、席につかず床でごろごろ、ふらふらするような立ち居振る舞いを徹底して直します。正しくない言葉の使い方もその場で直します。


将来社会の中枢を担う人物になるための王道の教育が成されていると考えれば当然のことです。人の品格や佇まいは幼児期にしか作りえないことを理解している教師の接し方であり、カソリック系女子校と同様です。


よくかん違いをされるのですが、学習院の子供同士でテレビのアニメやお笑い番組の面白い台詞の真似をしたからといって、教師達は目くじらをたてません。よっぽどのことでなければ子供の世界に余計な介入はしないのです。面白がって話していても、そのうち飽きますから、大人がさっぱりと受け流していれば興味の対象も変わるものです。「大人は大人、子供は子供」の区別は互いに余計な介入をせず自覚させることで育まれるものなのです。