国立附属受験を目指す方のご質問への返答 | 幼児受験プランナー 島村美輝のブログ

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国公立や私立の有名幼稚園や小学校に合格するためには幼児教室選びがきわめて重要です。受験界の裏も表も知り尽くし、有名幼稚園や小学校に豊富な人脈を持つ東京・麹町の「慶進会」塾長島村美輝が、合格するためのノウハウをお話します。

『三歳児の子育てをされている方のご質問(抜粋)』

 

区内の国立小学校への進学を希望、検討しています。就学まで保育園在籍予定のため、幼稚園受験や通園とは環境が異なると思いますので、どのような準備をすべきか、情報を集めています。

(抜粋)

 

以上のような境遇の方は最近多いと思いますので、参考にしてください。

『返信内容』

 

ご質問の件ですが、小学校の受験準備では、私立国立問わず基本的な事は同じです。

公立に行くとしても、小2程度の知力や、技術力、社会性を有して入学することになります。
将来の中学以降の受験は本人次第ですが、小3ぐらいまでの親を中心にした育ちをどのように設計するかによって、子供の姿は違ってきます。
 
最近幼児で一般的によくする習い事は、水泳教室・体操教室・絵画造形教室…と昔のピアノ・バイオリン・バレエ・等々と異なっています。何だか、将来の受験を意識したものばかりですね。5~6歳になると、サッカー・水泳・英語などがそれに加わります。
 
殆んどの方が、他者の動向を見てから決めているので、皆同じになるのは仕方がないですが、グロバルという言葉が流行れば英語、ワールドカップ人気でサッカー…と一見、考えて決めているようですが、実は他者の動向に遅れないようにと選択しているに過ぎない方が多いように感じます。
 
 
【子育てで重要な事】
0~3歳
・体幹をしっかり作り上げるために歩行を多くし、設備の無い広場的な公園で走り回り、ボール等を使ってダイナミックな遊びをさせる。
・遊具は少数のみ与え、飽きても簡単に与えず我慢させ、同じ遊具で異なる遊び方を工夫させる。
・年齢が上の子供と遊ばせ、揉まれながら対人関係の基本を学ばせる。
・「我慢強く待てる・話が聞けて・要求に応えてすぐ反応できる(正誤は問わない)
・座る、立つの姿勢を維持できる体幹と脚力が強い子にする。
・食わず嫌いにしない 等々 
 
以上がどの程度達成できるかによって、4歳以降の吸収力と伸びが違ってきます。
可能ならば、自身の手で行ってください。お忙しくて無理ならば他者を利用してください。
 
4~6歳
就学を前提として、学校を中心とした社会で活躍できる子供に必要な「三つの基礎的能力」を身につけることができる人的環境を選択し、家庭では子供を徐々に大人扱いをして育てる。
 
【三つの基礎的能力】
 
⑴基礎的な体力・運動能力(三歳までにどの程度身についているかに関係なく)
⑵感応表現能力
⑶基礎学力
      
目的は別にして次の事を大切にして母親に子育てをしてほしいと願っています。
     
〈専業主婦〉
意味の無い習い事ばかり繰り返している保護者にならず、親も学べる場に少ない日数だけ関わり、空いている日や時間を通じて、学んだ事を参考にしながら保護者の手で失敗を繰り返しながら学び、自分の子育てを作り上げる。
     
〈ワーキングマザー〉
接触できる限られた時間は親子の人間関係に費やし、学びは自身の目で選んだ人材に任せる。
      
以上の基礎的能力を、一歳から就学前年齢の最後まで磨く事の可能な場として教室運営をしています。上記の事は幼児の教育の王道的内容でぶれてはいけない根幹ですが、常に「今の親と子供にどう伝えていくか」が私のテーマです。
 
残念ですが近年の子育ては皆さんがよく口にする、「グローバル社会で活躍できる人間像」が身につけるべき「心のタフさや、身体の強さとしなやかさ」と逆行する育て方をしている親が多く、(特に男子が心配)、そのことが将来どのような形に繋がるかに関して思慮が浅い傾向があることを感じます。
   
麹町慶進会  塾長 島村 美輝    
〒102-0084 東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1

Tel 03-3265-7774 / Fax 03-3230-4737                                            http://www.keishinkai