前回:京成津田沼でちょっとだけ撮影

 

🚉ユーカリが丘駅 / Yukarigaoka Station

千葉・佐倉市 ユーカリが丘

| Yukarigaoka, Sakura City, Japan

 

京成本線でユーカリが丘に来ました。

以前から乗ってみたいと思っていたユーカリが丘線へちょっとだけ乗りに行きます。

 

🏨ウィシュトンホテル・ユーカリ

Wishton Hotel Yukari

 

駅にはホテルが直結。ここから始発のに乗って耐久なんて考えるも、流石にしんどい…。

 

駅前広場のデッキには2体の悦びの銅像がお出迎え。

 

 

ユーカリが丘は不動産開発でお馴染み「山万」が開発したニュータウン。

1971年に街づくりの開発が着手したユーカリが丘は、世代が偏らないよう住宅供給量を限定しながら、ゆっくりと開発していくという方法。

 

ガイドマップを見ると、住宅のみならず隣の地区センター駅付近の道のりはアクア・ユーカリなどの商業施設が多く充実。

大げさな表現ですけどここだけでも一生暮らせる場所な気がします。

 

 

その中を走るユーカリが丘線は、家から徒歩10分で各駅に着けるように作られました。

1982年に開通(当初はユーカリが丘~中学校)したこの路線、ラケット状に敷かれているのが特徴で、1周14分で結んでいます。

 

2020年9月には、始発から終電までひたすら乗り続ける「山万20時間耐久」を実施する猛者がおり、Twitterで常に報告してたら山万の方にまで注目し、なんか凄く盛り上がりました。

 

山万 / Yamaman

🚉ユーカリが丘駅

 Yukarigaoka Station

ユーカリが丘線 / Yukarigaoka Line

 

駅前広場からはユーカリが丘線の駅が見えます。

 

改札に行き券売機できっぷを購入。

運賃は一律200円ですが、PASMOSuicaなどの交通系ICカードは対応しておりません。

 

地図でも案内していますが、運賃表にも駅名が表記。

ユーカリが丘、地区センター、公園、女子大、中学校、井野を片道で経由してユーカリが丘まで戻ります。かなりシンプルな駅名が多いですが、他に乗り入れる路線が無いですし、基本的にはユーカリが丘の住民が利用する前提の地域密着路線でございます。

 

女子大駅ってあるけど女子大は…キャンパスが移設される計画があったのですが、それが白紙になって駅名のみ残された状態に。

 

ホームはかなり広く、そこから駅前広場やユーカリプラザ、高層マンションが眺められます。

 

千葉のFMラジオ局「bay fm」の昼の番組『YAMAMAN presents MUSIC SALAD FROM U-kari STUDIO (サラドレ)』もユーカリプラザのスタジオから放送されています。

 

ゆりかもめやニュートラムなどは、タイヤで走り側面にガイドレールを設けた側面案内式ですが、ユーカリが丘線は同じくタイヤで走るも、中央にガイドレールを設けた日本の新交通システムで唯一のVONAと呼ばれる中央案内軌条式を採用。

 

かつては愛知県小牧市の桃源台s…

じゃなかった桃花台線ピーチライナーにもありましたが全線廃止しています。

未来の乗り物なハズなのにね…。

 

ホームには山万ユーカリが丘線の車両の顔出しパネル。

 

そしてココ&ララなど、こあらファミリーの顔出しパネルが置かれています。

顔出す部分はコアラじゃないんだ。

 

🚝1000形 「こあら1号」

EMU Series 1000 "Koala №1"

 

少し待って電車が入線するところを撮影。

 

レトロフューチャーな見た目のこの車両は3編成あり、今回乗るのはこの「こあら1号」。白い車体には自然をイメージした緑の帯と、ユーカリが丘のキャラクターであるこあらファミリーのラッピング。JRや私鉄などの普通鉄道と比較すると、小さな車両で乗降ドアは1ヵ所のみ。

 

昼の時間帯なので、影が側面に落ちていますが発車まで少し記録。

この懐かしき未来の見た目が、海外の都市鉄道っぽさを思わせる印象…好き。

 

もの凄くこあらファミリーがいらっさる。

 

車内はロングシート。

見た目は未来の電車っぽいデザインですが非冷房です。なので夏になればおしぼりが入ったクーラーボックスが置かれています。

 

ちなみにユーカリが丘駅ホームの待合室は冷房が入っています。

 

車内ドア上にもある路線図も記録。

それぞれの駅には商業施設や学校などの案内の他、バス停のマークが併記。2020年にはバス事業を展開しており、基幹路線であるユーカリが丘線を補完するため5系統のバス路線がユーカリが丘内を運行しています。

 

🚝山万ユーカリが丘線

| AGT Yamaman Yukarigaoka Line

ユーカリが丘行き / for Yukarigaoka

 

ユーカリが丘 / Yukarigaoka

ユーカリが丘 / Yukarigaoka

 

ユーカリが丘駅を発車し、1周14分の小さな鉄道旅へ。

意外とガタガタと揺れて走ります。

 

街中をゆっくり駆け抜け地区センター駅そして公園駅に停車。文字通りユーカリが丘南公園が最寄りの公園駅では路線で唯一の1面2線の島式ホーム。そして分岐した線路とは一旦分かれて、今度は向こうの線路から再び合流していきます。

 

次の女子大駅へ向かう途中、進行方向左側の車窓、ループ状の内側には緑地帯が広がります。こうして見ると広々とした土地から街を開発したんだなぁという安直な感想。

 

🚉女子大駅 / Joshidai Station

 

女子大がないですが女子大のセミナーハウスがある女子大駅に到着。

ここではユーカリが丘線の1000形車両を整備や点検をする車庫と、バスの駐車場が併設。

 

隣の中学校駅は文字通り井野中学校が最寄りにあります。

 

🚉井野駅 / Ino Station

 

シンプルな駅名がある中で、他の鉄道駅でも見られそうな地名が由来の井野駅に到着。

でも次は公園とシンプルな駅名です。

 

🚉ユーカリが丘駅

Yukarigaoka Station

 

公園駅で先ほど通った線路と合流し、地区センター、そして終点のユーカリが丘に到着。

1周14分の短い電車の旅でしたが、ユーカリが丘という街の姿を知る事ができてし、「何より長期的に見た開発をしているんだな」というこれまた安直な感想。

 

広々としたホームに停車する山万1000形。

この無機質感あるとこもなんか基地っぽい感じもしなくもないです。

 

広場に移動し、ここでも停車する1000形を記録。

車体側面にはたくさんのこあらファミリーが主張するくらい貼ってあります。

 

少しして電車が出発。

ユーカリが丘をぐるりと周り、14分後には再びこの駅に到着します。高層マンションを駆け抜く姿はまさに近未来の乗り物。ただ冷房がないというレトロフューチャーな乗り物。

 

ほんの少しでしたが、山万ユーカリが丘線にちょい乗りした記録でございました。

おしぼりが置かれる夏の前に行ったわけですが、次はその時に行ってみようか…という好奇心と6駅なので全駅も巡ってみたいですね。

 

20時間耐久は…しない。