最後の歌う電車を記録すべく横浜から京急川崎まで乗車しましたが、せっかくならまた乗りたいし三崎口駅であれば色々と撮れるなと思い運用情報を確認。

 

京急電鉄のホームページにある特別塗装列車運行予定「歌う電車」こと1000形1033編成の運用も公開されており、「ちょうどこの時間なら都合良いな」と考え夏の三浦半島へ出かける事に。

 

▼歌う電車にちょっとだけ乗った記録

 

📅2021.07

 

京急電鉄 / Keikyu Railway

京急本線 / Keikyu Main Line

🚉横浜駅

Yokohama Station (KK-37)
神奈川・横浜 / Yokohama, Kanagawa

 

旅の出発はJR東日本や東急などが乗り入れる横浜駅

京急線では「モーニング・ウィング号」「イブニング・ウィング号」を除く全ての種別が停車します。訪れた9時台でも12両編成の品川方面の電車が来るんですね🙄

 

🚋新1000形 1025編成

EMU Series N1000 '1025F'

 

券売機で今回利用する『みさきまぐろきっぷ』を購入し目的の電車が来るまで少しだけ撮影していました。上りホーム2番線にやって来たこの1025編成は歌わない電車です。

でも過去に歌ってた。

 

🚋新1000形 1033編成

EMU Series N1000 '1033F'

 

今回の目的である『歌う電車』『ドレミファインバーター』と呼ばれる最後の1000形1033編成が横浜駅に入線。かつての湘南電鉄の区間を、快特より停車駅の多い特急に乗車して三崎口へと向かいます。

ファソラシドレミファソ~🎶

歌いながら横浜駅を出発し、しばらくの間は横浜市内を駆け抜けます。

 

🚋京急本線・久里浜線

[KK] Keikyu Main Line & Kurihama Line

特急 三崎口行き

Limited Express (TOKKYU) for Misakiguchi

 

横浜/Yokohama(KK-37)

08:54

三崎口/Misakiguchi(KK-72)

09:53

 

少しでも歌う電車の雰囲気に浸って―

 

旅とは話が逸れますが…京急の前身である湘南電気鉄道で毎回思う事なんですが、私にとっての湘南の定義って、葉山か逗子辺りから大磯辺りまでの相模湾沿いを指すので、三浦半島を行く京急は湘南というイメージがあまり無いんですよね。

 

でも京急バスも鎌倉や江ノ島に行ってるし、電車自体も逗子・葉山駅に行ってるし、何なら東京都都市整備局が公開している品川駅付近の立体交差事業についても、都市計画上の名称が「都市高速鉄道京浜急行電鉄湘南線(京浜急行本線)」と記載しているので、まぁ横須賀や三浦近辺も湘南とも言うのでしょうか…あるいは湘南電鉄の名称の名残なんだろうなぁ。

 

でもあの辺りは湘南という感じはしねぇや…何を持って湘南というのもよくわかんないけど…。

 

🎫京急電鉄 『みさきまぐろきっぷ』

 

今回利用したのは京急ご自慢のおトクなきっぷ『みさきまぐろきっぷ』

発駅から三崎口駅(引き返さなければ途中下車可)までの電車往復と、フリーエリアで利用できる京急バスをまとめた乗車券。エリア内の加盟店舗で利用できるお食事券「まぐろまんぷく券」、そして加盟店舗や施設で利用できる「三浦・三崎おもひで券」の3枚が出てきます。

 

品川駅からは3,570円横浜駅からは3,480円での発売(大人料金)ですが、何が凄いってバラで払うよりこのきっぷだけでお得に行けるんすよ…。マジで良いのかと思うくらいスゴイきっぷなんだよ…。

 

▼『みさきまぐろきっぷ』についてはこちら

 

特急は堀ノ内駅で本線(浦賀方面)とはお別れして、久里浜線へと乗り入れます。京急の優等種別である快特特急は主に品川方面~三崎口の運用が多く、この区間こそが本線のイメージが大きいのですが、正式区間は泉岳寺~浦賀、もっと細かく言うと品川で営業キロが変わって云々とかあるのですが今回の旅とは一切関係ないので省略です( ˘ω˘ )

 

堀ノ内から三崎口までは各駅に停車。北久里浜を過ぎ、京急久里浜に向かう左手の車窓にはたくさんの車両が留置する久里浜工場。あっ、デトがいるし何なら奥には引退した2000形と800形がいるぞ!

というか車窓からでも見える位置に置かれてるんですか(日によって違うかもだけど)

 

京急久里浜駅を過ぎるとここからは単線区間。だいぶ空いて来ましたね。横須賀市から三浦市に入ると、窓からは畑が広がる景色が見え、いよいよ終点の三崎口駅。

 

京急久里浜線 / Keikyu Kurihama Line

🚉三崎口駅

Misakiguchi Station (KK-72)

神奈川・三浦 / Miura, Kanagawa

 

京急の終着である三崎口駅に到着し。折り返す間に1000形1033編成を記録します。

ここでも撮影している方がチラホラ。

 

三崎マグ

みさきまぐろえき

 

鉄道員の帽子をかぶったマグロがきっぷ切るハサミを持ってますね。けいきゅんのバスも描かれた駅名標には"三崎口(みさきぐち)"の口をカタカナの"ロ(ろ)"を模した『三崎マグロ駅(みさきまぐろえき)』が記載。このマグロを推してる洒落は日本語ならでは…🍣

 

意外にも折り返しが早いんですよね。

歌う電車は特急京急久里浜行きとして運転。特急と書かれていますが、京急久里浜~三崎口の間にやって来る種別は特急快特の2種類のみでしかも各駅に停車。一切通過しない特急もだし、羽田空港に一部いかないエアポート急行もあるからマジで京急は謎。

 

写真ではやっぱり歌う電車とわからないので、動画でも記録。

この音が聴けなくなってしまったのが本当に寂しいです(´ω` )

 

終着駅では置かれている車止め。ここから先は油壷までを延伸する計画長年あったのですが、2016年時点で三浦半島の人口減少や地価下落などに伴い凍結。

 

もし油壷へ延伸してたら油壷マリンパークへのアクセスも便利だったのになぁ…。ホームにあるこの看板も9月30日に閉館したら外されるのだろうか。

 

ここでも少しだけ京急の電車を撮影してから三浦市を観光します。

 

改札を出てバスに乗換え。駅舎の看板にも三崎マグロと記載。のれんには「みさきまぐろきっぷ」とマークが掲げられ京急が推しているのがよくわかります。

 

🚍KEIKYU OPEN TOP BUS

(京急オープントップバス)

 

三崎マグロの駅名標にも描かれている2階建ての定期観光バス。マスコットの「けいきゅん」の顔と京急電車をイメージした車体が施されています。ここからは城ヶ島までの片道や城ヶ島含む三浦市の周遊コースが運行。1,000円でも利用できますが、『みさきまぐろきっぷ』「三浦・三崎おもひで券」でも利用する事が可能です。

 

あっ、ナンバーもだし座席もね2100形にこだわってんのね。

 

🚌京急バス / Keikyu Bus

🚏三崎口駅バス停

Misakiguchi Sta. Bus stpp

 

今回オープントップバスは利用せず、京急の路線バスを利用し三浦市の南にある城ヶ島へと向かいますが、その前に城ヶ島行きではなく別方面の系統に乗車。

気になっていた場所で下車します。

 

🚌京急バス/Keikyu Bus

三崎口駅/Misakiguchi Station

三崎東岡/Misaki-Higashioka

 

🚏三崎東岡バス停

Misaki Higashioka Bus stop

 

京急バス三崎営業所の近くにある三崎東岡バス停。ここを拠点に複数の路線バスが発着するのですが、何と言ってもバスターミナルの風格を持つこの光景。鉄道駅みたいな雰囲気を持つこの停留所の屋根の支柱には、かつて使われた鉄道のレールを使用。

小さな事務所もあるんです。

 

少しだけ見た後は後続のバスに乗車し、城ヶ島へと渡ります。

 

🚌京急バス/Keikyu Bus

三崎東岡/Misaki-Higashioka

城ヶ島/Jogashima

 

三崎港を経て奥に架かる城ヶ島大橋を渡ります。

 

城ヶ島大橋からはさっき通った三崎港を見下ろし、城ヶ島へ入ります。

 

🏝城ヶ島 / Jogashima Island

🚏城ヶ島バス停

Jogashima Bus stop

 

終点の城ヶ島バス停に到着。静かですね…。

いかにも夏の空の下をバスが佇んでいます。

 

んでこのまま折り返すのもアリだし、周辺にある食堂で昼食もありですがここでは散策のみ。

どこに行こうかと思ったのですが、城ヶ島灯台があるのでそこまで行きます。

 

軒が連なる昔ながらの町、好きなんだよなぁ( ˘ω˘ )

途中の飲食店の外には猫が一休み。

 

城ヶ島灯台へは階段で上ります。

 

城ヶ島灯台 / Jōgashima Lighthouse

(Jōgashima Tōdai)

 

明治時代にフランスの技師の設計により、西洋式の灯台として建てられた城ヶ島灯台。真っ白な灯台が特徴で、晴れた日には太平洋を望むだけでなく伊豆大島や富士山などが眺められます。この日は…見られなかったなぁ。

 

灯台自体には登れませんが、下には記念撮影が出来るよう壁にイラストが描かれています。

お魚くわえたドラネ…マグロをくわえた猫もいますね🐟🐈

 

JOGASHIMAと書かれた城ヶ島を模した地図には、城ヶ島灯台と安房埼灯台が位置するハートマーク赤い道が記されています。

 

灯台を降り、海岸沿いを経由してもう1つの安房埼灯台へ―

この海がちょっと見えるのも好き。奥の自動販売機はちょうどお兄さんが缶やペットボトルを入れている作業中でした。

 

ちょっと寄り道して、ここは営業終了をした城ヶ島京急ホテル

COVID-19の感染拡大防止に伴い、臨時休業していましたが建物の老朽化などにより営業を終了しており、敷地内へは入れないようフェンスが設けられています。

 

安房埼灯台へと向かうため、海岸沿いの岩場を経由。小さな島のイメージがあったのですがかなり広いんですよこの城ヶ島。

 

旧文明で使われた電球?

(たぶん漁船で使ってた電球が流されたのか)

 

思えば遠くへ来たもんだ―

かなり距離ありますね…それにずっと岩場が続くのなんの。波音を聴きながら、自然の雄大さを身近に感じるのもたまにはいい物です( ˘ω˘ )

 

 

潮だまりにいる魚を探しながら、いよいよ岩場の終点に到着。

奥に見える洞穴は馬の背同門が。

 

馬の背同門 / Umanose Cave Gate

(Umanose Domon)

 

長い年月を経て、海からの浸食で出来た海蝕(かいしょく)洞穴「馬の背同門」

自然に出来た額縁越しに海を眺めます。

 

遊歩道の階段の途中には「登らないで」との注意事項。過去に登った方がいたのでしょうか…少なくとも足場が狭いので危ないに変わりないのですが。

 

ウミウ展望台から

View from Umiu Observation Deck

 

ウミウ展望台から見た岬の眺め。北海道の海沿いでもこういう景色あるよな( ˘ω˘ )

城ヶ島へは何度も訪れた事はあるもののちゃんと景色って見た事なかったですし、改めて見ると雄大さを感じますね。ただ語彙力ないからそういう風に言ってるだけなのもあるけど。

 

道路に出るとウミウの銅像がお出迎え。

 

城ヶ島公園 / Jogashima Park

 

もう1つの灯台がある城ヶ島公園へ到着。

 

公園内へ進むとありますね…巨大な大根が刺さっています。

 

安房埼(あわさき)灯台 / Awasaki Lighthouse

(Awasaki Tōdai)

 

三浦市のブランドである「三浦大根」などの野菜をイメージした安房埼灯台は、2020年に建て替えられた新しい灯台。畑から海が見える三浦市に相応しいデザインにしたとの事。

 

太平洋が望める他、城ヶ島からは三浦市の町並みと畑も眺められます。

 

美味しそうな大根の色だ。

 

灯台や海を眺められる展望台で、自販機にて購入したペプシ生を飲んで一休み。

どうすりゃ上手く撮れるか缶を少しだけ撮影してましたね。

 

🚏白秋碑前(はくしゅうひまえ)バス停

Hakushuhi-Mae Bus Stop

 

公園を後にして白秋碑前バス停まで移動。ちょっと遠かったけどもここでしばしバスを待ちます。バス停のデザインが富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)マグロが描かれています。

 

後ほど渡る城ヶ島大橋を背景にバスが到着。

マグロを食べるべく三崎港へと移動します🚌🍣

 

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