脱・税理士スガワラくん
2023/03/23YouTubeより
法人税の方が安いは嘘!個人事業主と法人の違いを徹底解説
<法人と個人事業主のシミュレーション>
<個人事業主の場合>
売上 3000万
経費 2000万
所得 1000万(利益のこと)
青色控除 △65万
各種所得控除 △135万(仮)
所得 800万 税200万
*個人の場合、利益を所得といい、所得が大切
売り上げや経費はそんなに関係がない
結局は所得によって税金が変わってくるので、所得が大切
青色申告をすれば、青色申告特別控除65万
所得から65万を引ける
各種所得控除は、人によってバラバラなので全然違う
社会保険料控除、生命保険料控除、小規模企業共済などの控除
扶養控除、基礎控除は誰でもだいたいある
だいたい平均すると百数十万
青色と各種所得控除を合わせて200万と想定
1000ー(65+135)=800
この金額に、所得税と住民税が課税される
計算すると、税金(所得税と住民税)は約200万
所得税は段階的に上がっていくので一気に税金が
上がるわけじゃない
<法人の場合>
1000万所得が出て法人化したらどうなるのか?
(この1000万は個人事業主の方の儲け)
1000万を役員報酬と会社の利益2つに分ける
2つのパターンでシミュレーション
①役員報酬400万払って、残り600万を利益にしたパターン
(4:6)
売上 3000万
役員報酬 400万 税17万
経費 2000万
利益 600万 税180万
税197万
売上3000万、役員報酬400万、その他経費2000万
利益600万になる
3000-400-2000=600
役員報酬の税金は(所得税と住民税)約17万ぐらい
(人によって所得控除が違うので)
利益には法人税が課税される
法人税は単純に30%にすると、600万に対して30%の
法人税180万円
600X0.3=180
所得税+住民税17万、法人税180万円、合わせると197万円
17+180=197
この400万と600万にわけたパターンは節税効果はほぼない
②役員報酬800万、利益200万円のパターン
(8:2)
売上 3000万
役員報酬 △800万 税74万
経費 2000万
利益 200万 税60万
税134万
1000万円を8対2に分けると
売上3000万、役員報酬800万、その他経費2000万
利益200万になる
3000-800-2000=200
800万円に対する所得税住民税で74万円
利益200万円、本当はもうちょっと少ないけど
単純に30%と計算したら60万円
法人税 200X0.3=60
所得税+住民税74万、法人税600万円、合わせると134万円
74+60=134
役員報酬と会社の利益をどう分配するかによって
税金はガラッと変わる
1000万円だからどうのこうのよりも
大切なのは役員報酬と利益の分配
1000万円を分けるのなら、今のところ
役員報酬をこれだけ多く取った方が絶対得
800万円に対して税金は74万
1000万円の利益の税金はそんなに重たくない
その状態で法人にしても法人税のが全然高い
1000万だったら役員報酬をできるだけ高くした方がいい
利益が少なくすると銀行の評価は下がらないのか?
赤字じゃなければ下がらない
銀行は利益が少なくても、役員報酬しっかり取ってるからだと
いうのはちゃんと見てくれる
最初の年で黒字ならそれだけでも銀行は評価してくれる
人によって各種控除かいくらかによって違うし
役員報酬の設定次第で税金はガラッと変わる
結局のところ個人事業主と法人化どっちが得か?
法人にして役員報酬をたくさん取る
法人税の方が安いから法人にすると思ってる人が多い
よでも実は1000万ぐらいなら法人税の方が高い
生活費がいくらぐらい欲しいかというのを
1回当て込んで、税理士さんに相談しながら
シミュレーションするのがいい