「仕組まれました」税理士に言われた通り節税したのに脱税扱い。過去の脱税事件を紹介。 | 経理のイロハ

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脱・税理士スガワラくんのYouTubeの内容を動画では検索ができないので、自分の備忘録記録用に文字起こしをしています。菅原先生には了承を得ています。

脱・税理士スガワラくん

2023/01/28YouTubeより

 

「仕組まれました」税理士に言われた通り節税したのに脱税扱い。過去の脱税事件を紹介。

 

脱税扱いされない=何が脱税になるのか

 

追徴で税金を払う=脱税してたと思うんですけど

追徴で払う=脱税じゃない

 

追徴で払う中でも脱税で払うものもあれば

ただ単に納付漏れ、何かのミスで払うのがある

 

基本、脱税って重加算税っていうね税金を払うことになる

 

重加算税を課税された=脱税=捕まる ではない

 

税務署のブラックリストにはのる

 

<どういうのが脱税になったか>

 

税務調査で嘘をついたというのは脱税になる

 

だいたい脱税する人は嘘をつく

嘘ついて裏を取られて、嘘がばれると

事実を隠した、隠蔽工作をしたことになるので脱税扱いになる

 

 

これは税務調査で時々あるので、税務調査で何か指摘された時は

嘘をつかない、もし何か言いづらいことがあったら

ちょっと今思い出せないんで後日回答しますと濁す

 

嘘は絶対ついちゃダメです

 

これ脱税になるので気をつけてください

 

あと自宅で使うものってもちろん会社の経費じゃないです

これを領収書切ってね経費に上げてるというのはある

 

例えば前あったのが、会社用のテレビを買ったけど

そのテレビどこにあるんですか?と税務署から言われて

実は自宅にあった

 

これは完全アウト

 

自宅で使うものを経費であげてると、明らかに自宅に物が

あるのでそういうのは脱税扱いになるんでねごまかせない

 

ものはどこにあるの?って絶対突き詰められるんで

ここはごまかせれないので自宅にあるもは脱税

 

個人事業主の自宅兼事務所の場合

 

個人事業主が自宅兼事務所でやってる人はいっぱいいる

 

プライベート用なのが仕事用なのかと曖昧な物って絶対ある

一部だけ経費で落として一部は経費で落とさない

こういう処理をしとけば大丈夫

 

ただ全然仕事用で使ってないものを経費で落としてたら

それはアウトだけご、それが脱税になるかどうかまでは

ちょっと微妙、認識の違いっていうのはもちろんあるので

100%脱税になるとは言えないですけど基本的には

事業で使ってる割合だけ経費で落とすということを

心がけてください

 

例えば車を9割ぐらいプライベートで使ってる場合は

1割だけ経費で落とせます

 

 

商品券を取引先にお礼として配ったりする時、

これ全部交際費で落とせるんですけど

 

調査官は何を見るかというと

その商品券を誰に渡したかっていうのを調べる

 

本当に渡したかどうかを調査官は調べる

 

本当に渡してたらOKなんですけど、相手先に行って

いやもらってないとか言ったら、その商品券はどこ行ったんだ

と話になってどこに行ったかを突き詰めると

社長は取引先に出したんじゃなくて自分で金券ショップに行って

換金して自分のポケットに入れてることがあった

完全アウト

 

実はそれ裏取ってたんですよ、税務署が先に金券ショップで

社長が換金してるっていう事実を知った上で調査してた

 

税務署は100も承知なんで、もう調べられてるんでアウトです

 

 

個人事業主はそもそも確定申告をしない人がいる

バレたらバレたらでその時払えばいいという人が

結構いるけど、ダメ

 

バレたらその時払えばいいんですけど、もちろん重加算税

という脱税扱いになるんで、脱税リストになるんです

 

そしたらもうずーっと国税の脱税リストにのって

目をつけられるっていう存在になるんで

バレてから払えばいいみたいな安易な考えな人いるけど

前科ありになりたければそれでいいですけど

前科ありになりたくなければちゃんと申告してください

いずれ絶対バレるってことです

 

売り上げがあってそれを申告してないってことは

売り上げがある=他の会社ではそれは経費になってる

 

この会社は経費で申告している、

売上はちゃんと申告されているのか

ちゃんと紐付けされているのでどこかでバレる

 

申告をし忘れた場合

 

それは遡って申告することは可能なのでもし

忘れてたっていうことであれば申告してください

 

そしたら脱税扱いにならない

もちろん延滞税とか無申告みたいなちょっとした

加算税はあるんですけど、脱税にはならない

 

言われる前に自ら申告するという風にしてください

この人は真面目なんだなって逆に思われると思います

 

 

現金商売

 

飲食店に多いんすけど、そもそも売上を抜いてる

レジを通さずに自分のポケットに売り上げ代金入れてた

 

税務署はこんなことも100を承知なんで

よくおしぼりの数を数えるっていうのがある

 

おしぼりの消費量でお客さんの数を推定して

じゃあそれに見合った売り上げがちゃんと件数立ってるか

というのを逆算で調べていく

 

そういう風に税務署は裏を取ってくる

 

手書きの領収書なんか出すね飲食店はそういうことを

やってたりする

 

例えば飲み屋なんかに行って女将さんに領収書くださいねと

言うと女将さん領収書くれるんですけど、

金額自分で書いといて、みたいなことあるんです

 

1万円分の食事しかしてないのに5万円って書いた領収書を

作ったりする人もいる

 

女将さんもアウトだし、5万円の領収書を作った人もアウト

 

手書きの領収書って怪しいんですよ

 

例えば1万円っていう手書きの領収書があると、

そこにね上からねちょっと1のところにLを足して

4という数字に変えて、領収書を改ざんする手がある

 

税務署はそういう手書きの領収書を見ると

電気に透かして、おかしいなみたいな筆圧おかしいなみたいな

そうやって脱税がばれたりするケースもある

 

資金繰りに苦しんでるお客さんいたんで

僕も顧問料を少し待ってあげたりもしてた

 

そこに税務調査が入ったんです

そしたら裏通帳が出てきて、僕の知らない個人の裏通帳があってそこに売上代金がめっちゃ入金されてた

 

本来の決算書に載ってる売上代金と同じぐらいの額が

そっちにも入金されてて半分ぐらいの売り上げて申告してた

 

僕がずっとその会社は業績が悪くて資金繰り厳しくて

めちゃくちゃ心配して顧問料もちょっと待ってあげたりも

してたのに、実はめちゃめちゃ隠し金があったというのは

税務調査で発覚した

 

税務署も実はこれ事前に把握してたんです

調査の途中で調査官が僕にこそっと教えてくれるんですよ

 

これはさすがに許せないと言って、その会社は

過去7年間遡られました

 

めちゃくちゃ出てきました、僕ももう裏切られた感じなんで

もうその時点で顧問契約切りましたけど

 

個人通帳に多額の入金が入ってると完全に疑われます

 

だいたい個人通知の入金って基本給料以外

ほぼほとんどないじゃないですか

 

給料とかね保険金が下りてきた以外、他のとこから

入金ってないじゃないですか、でもそれがあるってことは

何かしら申告するような入金なので

 

税務署は銀行調査するんで、銀行調査して

個人の入金が多ければ脱税を疑ってくるので

個人通帳への入金は避けてください

 

個人通帳の入金は税務署に狙われやすい

 

100万以上だったら、なかなかそんな入金ってないと思うんで

目をつけられると思ってもらった方がいいと思います

 

脱税じゃないのに脱税って扱われるケースがある

 

税務調査で調査の最後に税務調査官がレポート用紙に

今回の調査の概要をバーって書いて、そこにサインをしちゃうと脱税とみなされるケースがある

 

その文章には実は私は脱税しましたみたいな言葉が隠されてる

 

それを社長さんは知らずに、ここにサインしたら

今日の税務調査終わるんだな、みたいな感じで軽く

サインしちゃう人がいる

 

実は脱税した覚えもないのに、税務署にはめられた?

これ税務署に怒られる

 

別にはめたわけじゃないですけど、税務調査官はこれは

脱税に値すると思って文章を作ってるんですよ

 

でも社長さんはそんなことは気づかずになんか

この書類にサインすればいいんでしょぐらいな感じで

サインしちゃって、脱税を認めたってことになって

重加算税が取られるって事がある

 

でもよくよく社長から話を聞くと、いやそんな脱税した

覚えないけど、たまたま計上を忘れてただけ

 

意図的にやったわけじゃないんだって言ったら

これ脱税じゃないんですよ、たまたま忘れてたとか

 

でもそれをサインしたことによって脱税になったっていう

ケースもあります

 

個人事業主でも同じことが言える

 

調査は顧問税理士をつけて、そのサインをしていいのか

どうかっていうのは慎重に判断すべきだと思います

 

これは重要で、調査の最大のポイントかもしれない

 

僕のお客さんの最大の大きな事件

それがきっかけで僕に顧問税理士が変わってきた

お客さんがいるんですけど、前の税理士さんにお世話に

なってた今のうちのお客さんがいるんです

 

その税理士さんはコンサル会社をやってたんです

その社長さんはコンサル費用として例えば1000万渡してた

 

コンサル費用として経費で落とせるじゃないですか

 

1000万経費で落としたら法人税が約330万ぐらい節税できる

 

1000万払って330万節税できてもお金出てってるので

あんまり得ないじゃない

 

その1000万払ったうちの900万円が裏から返ってきてる

その税理士さんから

 

喫茶店で900万円を机の下から現生で返してるんです

 

社長さんは1000万払ったけど900万円返ってくる

 

100万円は減ってるけど、330万節税できてるんで

実際、差額230万得してる

 

という節税というか脱税をやったんですけど

そういうことをやって申告したらそれが国税にバレて

それを仕組んだのは税理士なんですよ

だからその税理士は捕まりました

 

その税理士は完全にアウトで、税理資格剥奪で捕まった

 

そのお客さんも脱税をしたってことで重加算税になった

 

大きな話で新聞にも載った

 

この手の脱税手法はよくある

 

一旦払って裏からお金を返してもらうみたいな、

こういうことはばれるんで、お金をぐるぐる回して経費で

計上するみたいなことはバレるんで絶対にやらない方がいいです

 

脱税扱いにならないためには、真面目に申告をする

 

よくわからなければ、税理士に相談する

 

真面目に申告して、社員を抱えてる以上は

社員に胸張って経営してるって言えるような

経営者になっていただきたいなと思います