医療費控除の裏技完全版 | 経理のイロハ

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脱・税理士スガワラくんのYouTubeの内容を動画では検索ができないので、自分の備忘録記録用に文字起こしをしています。菅原先生には了承を得ています。

脱・税理士スガワラくん

2023/01/25YouTubeより

医療費控除とは?初めてでも分かるように分かりやすく徹底解説!

 
医療費控除は年間10万以上の医療費がかかったら、
所得税と住民税が削減できる方法
 
医療費控除は過去5年前まで遡って申告できる
 

 

 

 

 

医療費控除とは

 

所得控除の一つで、所得税と住民税が削減できる方法

 

所得控除とは、

配偶者控除、生命保険料控除、社会保険料控除など

年末調整とかでされる方多いと思うんですけど

その1つに医療費控除っていうのもあるんです

 

ただ医療費控除は年末調整ではできなくて

確定申告じゃなければできない、ちょっと特殊な方法

 

この医療控除はほとんどの人が受けられる可能性がある

 

そもそもどのぐらいのお金が返ってくるんですか?

 

10万円以上年間の医療費がかかったら医療費控除できる

と言われるんですけど、これが原則ですが

 

年間の所得が200万以下の人は、10万円行かなくても

医療費控除ができる

 

大体ほとんどの方は年間の所得が200万以上なので

10万円以上医療費があれば控除ができると思ってください

 

実際にどれぐらい税金安くなるのか簡単なシミュレーション

 

例えば年間医療費が15万の場合

 

医療費 15万

    -10万

所得控除 5万

 

所得税 5万X20%=1万

住民税 5万X10%=5千

 

15万かかったら、まずその10万を超える部分に

医療費控除が受けれるので、10万円を引くと

オーバーした5万円、これが所得控除を受けれる

 

一般的なサラリーマンだと所得税の税率って20% or 10%ぐらい

 

仮に20%なら、医療費控除5万円の20%なら

所得税1万円返ってきます

 

住民税は全員一律10%なんで5万円の10%で5,000円返ってくる

 

だいたい一般の方だと1万5000円ぐらい返ってくる

 

医療費控除の条件

 

対象者は全国民

 

家族全員分の医療費をまとめて僕の所得控除で使える

 

僕の家庭は僕が一番所得が高いので僕から引くのがいい

 

例えば奥さんの方が所得が高ければ奥さんから引いた方がいい

 

所得が高い人から引く方が税金の還付額が大きくなるので

全員分を集めて、一人から引くのが一番いい

 

自分のものしかできないって思われてる方が多いので

家族全員おじいちゃんおばあちゃんとかも一緒に住んでたら

おじいちゃんおばあちゃんの分も含めてできます

 

確定申告で医療費控除は受けられるので

毎年3月15日までに確定申告を提出することによって

税金の還付を受けることができます

 

それまでに何か必要なものはありますか?

 

領収書とか医療費にいくら使ってるよという証明できるような

書類が必要なので、まず領収書を年間きっちり揃えておく

 

中には領収書を紛失したとか、もしくは領収書をもらい忘れた

もらえなかったっていうケースも中には出てくるので

そういう時は、何月何日どこどこで医療費払ったよっていうのを書いたメモ書きがあればそれでも通るので、しっかり領収書が

ない方そのように対策してください

 

期限は1月1日から12月31日までの1年間

 

1年間まとめて医療費10万円超えていたらいけるので

正月から年末まできっちり領収書は揃えておいた方がいい

 

控除の対象について

 

病院の診察代や治療費は対象

入院代もOK

 

ただここで注意しなければいけないのが

入院したことによって、生命保険会社から

入院給付金をもらう方がいる

 

入院給付金は引かなきゃいけない

 

引かずに申告しちゃう方もいるんですけど

何か給付金が出たらそれは引くと覚えておいてください

 

 

お医者さんに家まで来てもらう往診のための

来てもらうための交通費なんかも落としたりする

 

自分が行くための交通費も落とせる

 

電車代とかバス代とかもOK

 

タクシー代はどうなのか?

 

体調悪い時タクシーでいきたいとかあると思う

どうしてもタクシーを使わなきゃいけないような状態なら

タクシーでもOKです

 

普通に便利だからっていう目的だとこれはダメなので

ちゃんと領収書もらっといた方がいいです

 

ドラッグストアで買った風邪薬とか頭痛薬も落とせる

 

備品とかと一緒に買ってもその中に薬があれば

その部分だけレシートにマーカー引いて

医療費控除で集計すれば落ちます

 

そもそも10万円超えないだろうっていう前提でいて

レシートを全部捨てちゃってるっていう方多い

 

年末ぐらいになって取っておけば10万円超えてたみたいな

こともあるので、ドラッグストアや薬局で買った薬代

というのは年末までわからないので、取っておいてください

 

骨折したとかも医療費控除の対象になるんですけど

車椅子とか松葉杖代も医療費控除の対象になる

 

怪我してる時にどうしても使わないといけない医療器具とか

そういうのも医療費控除の対象になる

 

治療のための道具なんで落とせます

 

歯の治療ももちろん落とせます

 

メンテナンスは落とせない

 

健康維持のための費用は落とせない

 

治療のためなら落とせるので、虫歯とかは落とせる

 

歯並びの矯正は落とせる人と落とせない人がいる

 

子供の歯並びの矯正は落とせるけど、大人は落とせない

 

子供は今後の将来のために歯並びをちゃんとしておくという

目的があるのでいいけど、大人は美容のためという目的が

多いので落とせない

 

銀歯とかも治療のためならOK

 

インプラントもOK

 

 

介護保険の対象となる介護費用も医療費控除で落とせる

 

介護費用も1つの家庭で集計して誰か医療費控除で

落とすのがいい

 

 

治療のためのリハビリとかマッサージ代も落とせる

 

僕、腰痛持ちなんでずっと腰痛を治療するために

毎週マッサージに通ってる

1回行くとだいたいね6000円ぐらいかかる

 

マッサージで毎週行ってたら1年間50週X6000円かかってると

年間30万円、これも医療費控除できる

 

でも僕が行ってるマッサージ屋さんは接骨院で

鍼灸治療院の資格を持ってる人がやってるマッサージ屋なんでOKなんですけど、よく街中である30分2980の

リラクゼーションマッサージは、治療目的じゃないんでダメ

 

ちゃんと治療してくれる資格のある先生がいるところの

マッサージならOKです

 

医療費控除の確定申告の方法

 

今はスマホできる

 

 

自分の所得があって、医療集計した額を入れて

確定申告スマホから提出するという方法もできる

 

それとは別に確定申告の無料相談会みたいなのが

だいたい2月3月にあるのでそこに領収書やレシートとかを

持っていき、集計して提出するという方法もある

 

医療費控除の注意点

 

交通費が漏れてる人がかなりいる

 

例えば骨折したらタクシー使いたいじゃないですか

そういうのも含めて交通費はしっかりに集計する

 

領収書はなかなか交通機関は出ないんで出なかったら

ちゃんとメモして残しておく

 

これが非常に塵も積もればになるので大切

 

ドラッグストアの領収書も捨てずにとっておく

 

必ず医療費用の集計袋みたいなものを用意して

ドラッグストアの領収書はそこにためておく

これで最後集計をする

 

これをきちっとやれば大体10万円は家族全員を

合わせたらほとんど行く

 

 

過去もいっぱい医療費を使ってたけどそれ対象になるの

知らなかった、過去やっておけばよかったと

後悔してる人いると思いますが

 

実は5年前まで遡って申告できる

 

過去の領収書とかちゃんと残ってればぜひ集計して

過去5年分の申告のし直しをしてください

そしたら税金が返ってくる